Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

キラーチューン


夕方、家にいるときは大抵ピアノの練習をしている。今日もそうだ。で、今日、初めて気付いたのだけど、どうも僕にはE♭の♭を抜いて弾くクセがあるようだ。少し気を抜くだけで、殺人的音響と間抜け感を併せ持つ、ピアノソナタの出来上がり。


 理由を考えてみた。思い当たるのは、僕自身がE♭音の響きがあまり好きでない、ということだ。その響きからは、どことなく暗いというか陰気な感じが、する。だから、無意識のうちに、♭を外してEの音へすり替えてしまっているのかもしれない。なんて、人間、自分には甘いからな、単純な、技術と練習と集中力の不足を、他に転嫁してしまった。


 対応はもう出来ている。単純だ。ピアノを弾く前に、「当該黒鍵=オッパイ」と暗示をかけてから鍵盤に対峙すればいいだけのことだ。そうすれば、いやでもE♭を意識して、ミスはなくなる、はず。心の底からオッパイが好きな僕だからこそ出来る芸当だ。余談だけど、Eというアルファベットは、オッパイに似ている。好きだ。Wの次点、二番目に好きなアルファベットだ。


 ピアノという逃避から戻ってくると、明日からは仕事という現実に気付いた。憂鬱だ。そういえば先月末から、家族と会社以外の人間と、会話らしい会話をしていない気がする。会話らしきものを強いて挙げるなら「割り箸いくつお付けしますか?」「あ、(割り箸)いらないです」「ありがとうございまーす」(@コンビニ)くらいか。なんだ?この夏の充実は。明日から取り戻していきたいけれど、手帳をなんべん眺めても、仕事の予定しか書き込まれていないので見通しは限りなく、暗い。もとより、昇り調子の人生なんて望んでいない。平凡で、フラットなやつでいいんだ。