Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

阿波踊り


 昨夜は、高円寺まで阿波踊りを観にいった。恥ずかしながら僕は、毎年高円寺で、阿波踊りのイベントが行われていることを知らなかった。だから、前日、会社の先輩から「アワ行かないか?」と誘われたときは、ああ、とうとう僕も齢三十三にして、石鹸の国にデビューするときが来たのか、どうしよう、でも先輩の誘いを無下に断るのは忍びないしなあ、やれやれ、困ったなあ、仕方ないなあ、などと、それはそれは大きな勘違いをしてしまった。こういう発想をするとき、己の愚劣さを自覚する。


 午後四時から、ビールと焼き鳥で祭りに備えたので、祭りが始まる午後六時にはすっかりアルコールがまわって、いい気分になっていた。偏屈な僕の、阿波踊りなんて、誰がやっても同じじゃないの、そんな先入観は祭りの始まりと共に消えてしまった。それぞれのチームに個性があって、コミカルなものあり、激しいものあり、といった具合で観ていて楽しかった。子供たちがよくわからないまま参加しているチームも、味があって良かった。そのうえ、右隣に座った、ビールでほろ酔いのケーコさんの胸が、何度も何度も僕の腕に押し付けられてきて幸せな気分になった。阿波踊り独特のリズムに合わせた拍手で揺れるオッパイの感覚といったら。





 すべての画像が似たような構図なのは、ビールの飲みすぎで立ち上がるのが億劫になっていたのと、オッパイから離れられなかったのと、二つの理由に因る。激しく揺れるオッパイから離れられる強い意志など、僕は要らない。しばらく右肘は洗わない。