今朝。忍者になって息をひそめて息子もひそめて会社のパソコンにニコンの画像を落としてえへえへ笑っていたら総務ガールのマヤちゃんに見付かった。先祖はクノイチなんだろう。「なんの画像?」あれ?「連休中に熱海へ行って来たんだよ。観てみるかい?」「どこに行ったの?」いつの間にか口調が…。「熱海のアカオハーブ&ローズガーデンと秘宝館」「それだけ?」友達のような感じ…。「露天風呂入ってお酒飲んで日本を嘆いて露天じゃない風呂に入ったあとは掛川まで足を伸ばして資生堂のデザインアートをみてきたよ。やっぱりね僕みたいにねこういうふうにね自然とね芸術のね調和のね取れているね休日をね自然にね送ってしまうものなんだよねいうなればアートネーチャーてねこのね語尾にね『ね』をつけるのはね元大洋ホエールズ・スーパーカートリオの加藤博一さんのね物まねだったりねするんだよね」僕はいつだってよくしゃべる。
「つまらない。画像みせて」
「これは?」「ローズヒップハイビスカスティー。画像だとホットかアイスかわかりにくいけれどアイスだよ。君を愛す。なんつってなんつってな」「見ればわかります。どうでした?」「冷たくって ローズとヒップとハイビスカスの味がしたね。本当はこういうふうに雰囲気に流されて注文するのっていやなんだけどさシャア専用っぽい雰囲気に流されて頼んでたよ」
「バラの画像これだけ?」「え?」「ハーブ園は?」「え?これだけだけど…」「デジタル一眼持ってるのに…」「他にも画像あるよ〜」
「この絵馬に描かれた絵…ナニかなナニかな〜?」 「…」
「葉についた虫…ナニに見えるかなー?ナニかな〜?」 「…」
「虫。ナニに見える?ユー言っちゃいなYO!」 「…」
「秘宝館の前に落ちていた水鉄砲…ナニに見えるかな〜?」 「…」
「僕はエロ大魔神だから自然と被写体もエロになってしまうんだよなあ」「変態…変態変態変態変態」「ちょっとまだ画像あるから!資生堂企業資料館。マヤちゃんがいくらチンチクリンでも化粧品興味あるでしょ。化粧惑星とかダイソーで買ってるの知ってるよ〜山名文夫っていうステキなアートデザイナーがいてね…」
「これだけなの?なにしに行ったの?」「撮影禁止だからね。看板だけ撮りまくってきた。君の体を舐めるようにねハハハ」「もう行って…」「もうすこしお話ししたいでしゅーバブーこれを観るでちゅーンババー」
無免許さん「今日はどうしてもこれが観たかったんだよねー」
僕「素晴らしいですよね。作品集買ったんすね」
無免許さん「いいよね…」 タバコを吸う無免許さん。
僕「あれ、灰落ちましたよ今。うわ、汚れちゃったなあー」
無免許さん「うわー」
「だれ?」「覆面レスラーやってる友人の無免許さん(id:llena)」「変な友達―!」 おしまい。