Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

一般人のEDに対するイメージが絶望的


EDを患って3年になるけれどはじめて医者に行った日のことが忘れられない。
医者「どうされました?」
僕「どうされましたもなにもどうにもならないといいいますか。ね。されてもならないといいますか。ね。いやそもそもされてもいないのですが、ですけれども、なんですけど」
傍らに若いナースがいて、なかなか切り出せなかった…。ED治療は保険適用外なので限られた時間で的確に症状を伝えることが重要なのに。

 「実は勃起しないんですよ。うーん、いつからっていわれるとわからないなぁ。最後にエレクチオンしたのはたぶん平成20年、西暦でいうと2008年、神武天皇即位紀元2668年の1月3日じゃないかなぁ。あれから49日も経ったのかあ。原因?心あたり?特にないんですよ。それが。え?仕事のストレス?うーん、同じ部署の同僚が上司の嫌がらせで1年間で10人退職しているけれど、昨今そんなのパワハラに当たらないっすよね。え、プライベート?確かに紀元2668年1月4日に当時交際していた埼玉県在住の《忍たま》好きな女性と高級焼肉を食べにいって全額支払わされた直後に『もう会いたくない…』っていわれましたけれど、それが原因かっていわれると、ねえ」。こんなふうに饒舌に明るく切り出せる人はなかなかいないと思う。


 そんなTOO SHYな僕らのためにED診察カードという便利なものがある。このカードを窓口に提出すると、あ、この人はインポテンツなのね、デリケートかつソフトリーに取り扱わねばならない、やわらかな陽射しの射す診察室、穏かな眼差しのドクター、患者の手をやさしく握るナースを用意しなければ。おっと患者の心情を察してセックス依存症のポスターは剥がしておかなければ。という具合に患者が切り出しやすい環境を整えてくれるのである。


僕は2種類のカードをもっています。

シンプルなデザインのものとピクト君登場のキャッチーなデザインのもの。



で、キャッチーな方の万歳をしているピクト君のうしろにさまざまな生活シーンを描いたアイコンがある。つまりEDが治ればあなたもこのようなさまざまな生活シーンで人並みのことが出来るということなのだが、それがちょっと絶望的なのだ。




ゲームのコントローラーが描かれた図柄。「インポだとゲームが出来ません。或いはハイスコアは望めません。もちろん美少女ゲームも楽しません。でも完治すれば人並みのゲーム生活が取り戻せるのです。」




鉛筆と人物が描かれた図柄。「インポは勉強が出来ませんというメッセージにもみえるが、インポには鉛筆削りが出来ないことを示している(鉛筆削りは性器削り=性の削減を連想させる)。完治すれば心おきなく鉛筆削りが出来、学力向上!」




「EDじゃ水着グラビアは楽しめませんよね」




「外食ができません。ED患者はフォークとナイフを駆使してソーセージを切断できません。なぜならソーセージと自分を重ねてしまうからです。「愛のコリーダ」の鑑賞も控えたほうがいいです。」



 
「昼も夜も眠れません。」




「EDの人は時間を守りません。性欲を解消できないため鼻の頭から皮脂がぶつぶつ吹き出ていて全体的に白いです」




「ゆっくりお風呂にも入れません。湯船に海草のように漂う己の姿を見るのが苦痛だからです」




「携帯電話。EDの人は異性の友人が少ないのでボタンは9個でじゅうぶんです」




「食器洗いは避けましょう。硬いものに憎しみを抱くのもEDの特徴です」




「EDというだけで背後にたつ見知らぬ女性の怒りの矛先です」




「勃起しないのにアダルト作品をみるの?ワラ」



もっとも僕を悲しい気分にさせたのがこのアイコン↓



「EDの人はアイロン掛けができません」ヒドイ! これを見たヨーグルト君(id:yoghurt)も「フミコさんアイロン掛けられないんですか?」。ヒ、ヒドイ!



これが一般の人がもつEDのイメージなのかな。もしそうなら絶望的じゃないか?だったらもっと僕に優しくしてほしいっつーか。図柄に突っ込みを入れたくなるけれども便利なこのカードは薬局や病院の待ち合わせに置いてある。悩んでいる人には活用してほしい。




これにいたっては何を表しているのやら…。EDは首チョンパにでもなれということか…。ふーん

そんじゃーねー。


公式→EDケアサポート(http://www.ed-care-support.jp/advertise/