Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

上司の言葉をまとめてみたよ THE LAST MESSAGE


先日惜しまれずに定年退職した部長の退職直前のソウルフルな言葉をまとめてみた。これらの言葉たちから放たれる特濃な、焦り、諦め、差別意識、貯蓄ゼロ、先入観、絶望…それらを感じとり人生の締めくくりについて考えるヒントにしていただければ幸いである。


「今度会うときは………客だ…」
※退職日の訓辞の締め。終わりの始まり。


※涙なしでは読めない退職の挨拶(総論)
「本日は私のために朝一番から朝礼にお集まりくださりありがとうございます。私は今月末をもって寿退社することになりました。10年という気がふれそうな長い年月のあいだ、私のような一匹狼タイプにやりたくもない管理職を与えてくだすった会社には心より哀悼の意を表します。ありがとう。
(中略)
また最後まで退職金がないという嘘をついて無用な緊張感を与えてくれた皆様には潔く感謝いたします。ありがとう。
(中略)
本日、無事に定年を迎えられたのも要は私の努力の賜物です。ありがとう。気が遠くなるほど短い間でしたがありがとうございました」
※宣戦布告にしか聞こえない。特に濃い中略の部分は以下。


「今まで頭を使って仕事をしてきたからよ…頭でっかちになって脳が鋭くなりすぎた…今後は少しボケようと思う。出来たら下半身をつかってイキたいなぁ」
※人生の閉じ方


「自分本意自分目線で…」
※門外不出の営業ポリシーが今明かされた!


「客に製造原価をバラしてやろうか?」
※テロリズム


「これからはバラすか、バラされるかの関係だ」
※アウトレイジ


「米ソ冷戦を生き抜いた俺をナメるなよ」
※本気度をアピール


「俺はイランイラク戦中世代」
※武闘派をアピール


「俺は蒲田で911を生き抜いた」
※対テロをアピール


「今回の定年退職に関して、よく尋ねられるのでこの場を借りて断っておきますが、退職の理由は加齢による定年です」
※サバは読まなかったとのこと。


「最期は老若男女に見下ろされながら一糸まとわぬまま愛人の腹の上で孤独死したい」
※欲望曼陀羅。ここだけ意見が合いました。


「俺レベルになると失敗も桁違いだろ?」
※見積書の桁を間違えて。100万の損失。


「なんで万札はコピーできないんだ…」
※コピー機の前で絶望


■年休消化中にわざわざ出社してきて遺していった珠玉の言葉たち

※はじめての電話対応
「そこまで言うならめんどくさいから他社に問い合わせてもらって結構。なんなら番号教えますよ。市外局番はご自分でお調べください。ヒント、ウチと同じ〜」
※親切だろ?とサムアップ。ご満悦。


※なれてきた電話対応
「お問い合わせありがとうございます。腹を下しておるので話を手短に20秒にまとめてください。無理なら他をあたってもらってOKです」

「受話器が重いんでこのへんで手打ちにしましょうや…」
※たくみな誘導


「真昼間からありがとうございます。弊社のフリーダイアルはフリーターのためにあるんじゃないですことよ」
※産業構造の変化にも柔軟に電話対応


「雨天外出中にもかかわらずわざわざ公衆電話から貴重なクレームありがとうございます」
※顧客の時間を取らせたことに謝意。


「馬鹿は休みながら言え…」
※対クレーム長期戦も辞さない構え。同属嫌悪。


「あいにく弊社には弊社製品についてご説明差し上げられる者がおりません」
※言葉が足りなさすぎて致命的な電話対応


「キレたらキリますからご安心を」
※果てしない電話対応の果てに


「なんなら腹を切って話しましょうや…」
※電話でも変わらない基本スタンス


「貴重なご意見ありがとうございました。頂いたご意見は今後の弊社サービスに活かせるよう丁重に精査して私が墓場まで持って参ります」
※しつこいテロには死んでも屈しない。


「もうじき定年退職だから、ショージキ、この電話で会社がどうなろうと知らない…」
※行きずりの問い合わせに本音を吐露。


「非通知ですね…貴兄はハッカーですか?」
※ほとばしる先入観。


「あーっ!ウチで買うよりアチラのほうが安くていいですよー!」
※自称チャンスをピンチにかえる男は一味ちがう。ちがいすぎる。


「貴女のように…お問い合わせを仕事にしている方とビジネスの話は出来ない。お引き取りを」
※ピュアな問い合わせに対して大人な対応を見せつける。


「気にしないでください…この通話を終え次第110にかけるだけですから…」
※たちの悪い電話に対しての宣戦布告。


「わからんか?家のウォシュレットはクソをするだけで…水光熱費がかかる…退職金をあてにしていたのだが…」
※なぜ年休中に出勤するのかと問われて


「会社勤めもにわかに終焉を迎え今から新生活をロストしていくのが楽しみです。皆様におかれましても現状や借財にとらわれずに積極的にロストしていただきたいことよ」
※年賀状に書かれていた手書きの言葉。人によりロストがダストになってるパターンを確認


「オウェ……ノロなら…全滅だ…」
※バイオハザード


「お問い合わせの『合わせ』って何なんでしょうなあ…こちらが一方的につまらんことを問われているのに…」
※電話対応で親しくなったと勘違いして客に素直な疑問を提示。ストックホルム症候群


「そんなに文句があるなら買わなきゃいい…それが資本主義というもんでしょう…」
※電話対応。決裂。


「タンマ。仁丹かじるからちょっとタンマ」
※電話対応中のエスプリの効いたアイキャッチ。仁丹臭は電話を撃ち抜けない。


「なるへそ。なるへそ。なーるへそっ」
※客との電話にもリズム感が大事が部長の信念でふ。


「コンプライアンスという言葉をご存知か?販売価格をきかれても買ってもないどこぞの馬の骨に教えられるわけないでしょうよ(笑)」
※イキすぎた電話対応。大問題に。


「あんた…悪いこと言わないから、ウチにイチャモン言ってくる前にご自身のクーリングオフを考えなさいな…」
※イキすぎた電話対応。炎上。


「さっきのワンギリあんたかい?迷惑なんだが…」
※得意先からの電話に。大迷惑。


「アベノミクスが効いてから電話してくんさい」
※手持ちがないから分割払いは可能かという問い合わせに対して。


「なめられたもんだな…それくらいで営業の最前線に立っていた俺が堪えると思っているのか?」
※お答えくださいと言われて斜め上の対応を見せつけるぅ。


「あなたに心配されなくても弊社は立派なブラック企業ですから」
※そんな価格で大丈夫かと言われたらしい。部長の脳内ではブラック企業イコール黒字企業。


「新手のオレオレ詐欺ですか?相手を間違えたな、こちらは法人格だ…」
※若者からの問い合わせに対して


「生の刺身なんて喰えたもんじゃないでしょ?」
※納期遅れに対するクレームに対して


「ダンピングとは失礼な…これは立派なピンハネだ!」
※見積価格に不満を申し立ててきた要人に対して決意を表明


※取引先の社長さんへ退職の挨拶に伺って。
「あそこにいらっしゃるのがお嬢さんですか。えっ、二人ともですか、なるへそ。どちらのブスがお姉さんですか?」
※沈黙


「こういう秘密主義は悪くない…」
※自身の送別会への誘いがないことに対して


「最近流行りのサプライズってやつ…だな?」
※自身の送別会がひらかれないことが信じられないらしい。


「私が死んでも…代わりがいますから…」
※社長から別れた奥さんとの関係について訊かれて。綾波っぽい。


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