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Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

ブラック企業で学ぶプロ野球

ウチの奥さんは野球のルールを知らない。そのくせ、つば九郎の大ファンであるためプロ野球観戦には付いてくる。そのおかげで観戦中質問責めにあって、試合に集中出来ずに難儀している。そんな野球初心者に、複雑怪奇な野球のルールや用語をどう教えればいいのか悩んでいたのだが、キャッチーなブラック企業をはじめとする労働問題に例えるとわかりやすいことがわかったので後世のためにメモしておく。
 
(「野球用語」※解説/)
 
 
・「ヒーローインタビュー」  ※解説/勝てば官軍の立場から申し上げる戯れ言。バングラデシュの朝に鳴り響く妄言的な何か。

 

 
・「送りバント」 ※解説/命を削って会社に貢献すること。査定に反映されにくいので経営サイドに喜ばれる。
 
 
・「二刀流」 ※解説/ワンオペ。2人分の仕事を1人でこなすので経営サイドからありがたがられる。
 
 
・「犠牲フライ」 ※解説/命を削って会社に貢献することその2。ホームランのような個人プレーほど査定に反映されないので会社の懐に優しく歓迎される。ノルマギリギリ未達成的な仕事。ワンフォアオール。
 
 
・「契約金」 ※解説/退職時の損害賠償金のこと。
 
 
・「デッドボール」 ※解説/会社のための自己犠牲の最たるものの意。負傷しても通勤災害扱い。自業自得。死に損。
 
 
・「延長戦」 ※解説/サービス残業のこと。
 
 
・「延長50回」 ※解説/スーパーサービス残業の意。ときに社のプロパガンダに使われる。怪我をしても名誉の負傷と呼ばれ讃えられる。素晴らしい。
 
 
・「三割三十本三十盗塁」 ※解説/無理なノルマ。色紙に書かされて一年間会議で詰められノイローゼになる。


・「渡邉恒雄」 ※解説/渡邉美樹のこと。(類)ナベツネ→ミキティ


・「助監督」「終身名誉監督」 ※解説/名ばかり管理職を意味する謎の言葉
(用例)「藤田監督の作戦を王助監督がナインに伝えます!」


・「クライマックスシリーズ」 ※解説/牛すき鍋定食@すき家


・「日本シリーズ」 ※解説/ブラック企業大賞


・「ゲッツー」 ※解説/経営者から最も忌み嫌われる造反行為。懲戒の対象。下手すると死ぬ。


・「インフィールドフライ」 ※解説/会社に貢献ゼロの過労死。生かさず殺さずの鉄則に反する万死に値する反逆行為。


・「育成選手契約」 ※解説/地域別最低賃金労働契約。早く社員になりたい!


・「中村ノリ」 ※解説/勇者。内部告発者のこと。意識高めのため、経営サイドからは厄介者扱い。


・「1970年巨人ドラフト一位」 ※解説/過労死、パワハラ、神格化されたトップの複合体。ブラックそのもの。こわい。闇。湯口事件 湯口事件 - Wikipedia



・「絶好調」 ※解説/無駄にポジティブがただただ怖い会社スローガン



・「敬遠」 ※解説/上司からの命令によるものだが、結果次第で末端が追及されかねないリスキーな仕事のやり方のこと。


・「オフサイド」 ※解説/出る杭は打たれる→「内部告発は君のためにならないぞ」。サッカーでした。


・「投げ込み200球」 ※解説/サービス残業200時間のこと、またはそれに伴う愛社精神と献身。


・「オープン戦」 ※解説/新人研修。汗と涙。異様な持ち上げ方をされる。


・「自由契約」 ※解説/体のイイ解雇。使い捨ての意。


・「メキシコウインターリーグ参加」 ※解説/人里離れた過疎地での意識改革研修。下記リンクはまったくの無関係です。
 

弊社新入社員研修について:餃子の王将



・「コミッショナー」 ※解説/労働基準監督署長のこと


・「契約更改」 ※解説/「一億欲しいのか」


・「四連投」 ※解説/すき家のシフト


・「フリーエージェント」 ※解説/ファイナルアンサー、奇跡の円満退社のこと。最高だ。


・「デーブ大久保」 ※解説/「弊社にパワハラは存在しません」の意で使われる日本語。雄星の絆。


以上。他に何かいい喩えがあったら各自勝手にご唱和してください。さようなら。
 
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・「かみぷろ」さんでエッセイ連載中。
「人間だもの。」
 
・ぐるなびさんの「みんなのごはん」にてエッセイ連載中。
「フミコフミオの夫婦前菜 」