Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

読みたくなくなるブログの特徴

こんにちは。ライターのフミコです。

突然ですが僕が読みたくなくなるブログの特徴を挙げていきたいと思います。「下ネタが多い」「デリカシーに欠ける」「絶対に勝てる相手に対してマウントポジションからボコボコ殴る」「おっさん臭い」といったところでしょうか。ここまで列挙して気づいてしまったのですが、このブログのことですな。だから皆に疎んじられ、結果、十年以上やっていてもスターダムに乗れていないのですね。淡々とマイペースにやっているのがいいと言ってくださる奇特な人もいますが、注目を浴びないというのは少々寂しい気もします。誰にも求められてないのに自分の下半身を切り売りするようにして下ネタを書き続けるブログ…。

しかし、他方では、あっという間に僕を抜き去り注目を浴びてスターになってしまうブログも多々あります。たとえば、つい先ほど、とあるPVに悩むブロガーがデリケートな問題に対してありえない絡みかたをして炎上、そのえげつない手法が話題になってました。そのブロガーは、何をとち狂ったのかわからないしわかろうとも思いませんが痴漢目線から痴漢したくない女性の特徴を列挙するという暴挙をおこない、注目を浴びることに成功したのです。

えんがちょ。今後読まない。しね。そんな不穏なブックマークコメントがたくさん付けられていました。風刺が効いていて面白い記事に仕立ててあればそういう反応はなかったかもしれません。けれども僕から見たところブログ主はその技量のすべてを発火させるため、その一点に注いでいるようにしか見えませんでした。なので、そのような否定的な反応はそのブログの養分にしかなっていません。ブログ主から見れば名誉の負傷といったところでしょうか。

インターネットとは因果なもので、賛成か反対、いずれかの反応をしなければならない病にかかっているように僕には見えます。炎上ブログというのはそうした病をうまく活用して儲けている悪い薬屋みたいなものです。当該ブログが嫌で反対を表明したいのなら、ぐっとこらえて、スルーして無視を決め込むというやり方もあるはずです。ブロガーがもっとも嫌うのは無視されることなのですから。

炎上で注目を浴びるような手法を取られるブロガーに僕から申し上げたいのは、長くブログを楽しみたいのであればそのようなやり方は、一時的に注目は浴びることは出来るけれども、あまり利口なやり方ではないということです。わかりやすい言い方をするのなら、燃え尽きて出てこなくなればいいのに、です。もっとわかりやすく一言でいうなら、失せろ、です。

僕のように長いことブログを書いているのにもかかわらず、書籍化の話はおろか、まったく炎上しないというのは、世間から求められていないということでもあります。

僕のように、まったく需要もなく、尊敬もされず、眉をひそめられながら、下半身を切り売りするように「君のマッピーをディグダグしたい」みたいな下ネタを連日したためる日陰ブログ。そして、しょっちゅう意図的に炎上を起こしては注目を浴びるブログ。我々からみて、どちらがより、幸せなブログ生活を送っているでしょうか。

インターネット内の炎上は、僕たち人類に対して、答えるまでもない愚問を、永遠に投げかけているのです。
(この文章は妻が入浴しているあいだの14分間で書かれたものである)