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Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

諸君らが愛してくれたイケダハヤトは死んだ。何故だ⁉︎

日記
誤解していただきたいので説明しておくが、これはプロブロガー氏を非難するものではなく氏を擁護するものである。僕は氏が好きでも嫌いでもない。氏は僕にとって「こういう生き方をする変な人もいるのだな」くらいの存在だ。批判や賛同は物好きな方々氏にお任せし、傍観者立場を取るゲスい奴、それが僕である。なぜ傍観者たる僕がこのような文章を書くのかと申し上げると最近の氏に対する批判のほとんどがあまりに的外れで悲しい気持ちになったからだ。批判をするならきちんと批判しろと言いたい。

批判の内容は「面白くない」「商売臭すぎる」という二点に集約されるのだけれど、特に、面白くないという批判については的外れも甚だしい。なぜなら(面白コンテンツを生み出す)ブロガーとしての氏はすでに死んでいるからだ。それもかなり確信犯的に(としか僕には見えない)。面白くないものを出しているのだから面白くないという批判は批判たりえない。むしろ賞賛だ(僕には不気味にほくそ笑む氏が浮かぶようだ)。実際、現在の氏のコンテンツでエンタメ的に面白いといえるのは、氏の弟子ブロガーの月次収支報告くらいだ(昨年12月は確か数千円だった。プロなのに大丈夫なのだろうか)。僕は既にインターネットに何の期待もしていないけれど、彼らの報告だけは楽しみにしている。

もうひとつの批判、商売臭すぎるというのも的外れだ。氏は確信犯的に金稼ぎの話をしているのだから。「里山資本主義」という本がある。
そこで謳われる、グローバル経済から脱却して一地方で生きていくという里山資本主義という生き方・価値観がある。その里山資本主義についての評価は別として、高知の限界集落に移住した氏もグローバル経済や金銭的価値観からの脱却を目指すのが自然と思われるが、さすがプロブロガー、一筋縄では行かない。高知の山奥で氏が素晴らしい田舎暮らしと同じ頻度で語るのはマネーつまりお金の話。「高知サイコー、フリーランスブロガー最高、会社員より稼げます」なのである(サラリーマンに対するバッシングはアイデンティティの確立に必要なのだろう。北朝鮮が国際社会に対して煽りまくっているのと同じ行動原理である)。その、一見すると矛盾した生き方が批判の的になっていると思われるけれども、実はそれも氏の思惑通りなのだ。なぜなら氏はアーティスト(自称)だからだ。アーティストが一般人と同じことを考えたら終わりである。「人と違うことをする」がアーティストの定義ならば、氏の活動はまったく間違っていない。それが面白いものであったり人々からの賛同を得られたら良かったのだけど、そうならなかったのは単に氏の才能の問題にすぎない。

また、彼の商法を詐欺・インチキだと笑う人もよく見かけるがそれも誤解だ。彼は我々を試しているのだ。最近は優しすぎるコンテンツが多い。優しすぎるコンテンツは心地よすぎて脳が衰えてしまうので、彼は敢えてあのように、わかってるよな、よく考えろよ、お金は大事だよ、と行間で語りかけながら、商法の話をしてくれている。受けての脳の衰えまで考えてくれている…プロブロガーさすが、なのである。つまり氏の商法に乗っかる人は、全部わかったうえで氏に金を払っているのだ(つまり批判の対象にすらならない)。僕はそう信じている。そうでないなら、馬と鹿の区別ができない人だろう。

ブロガーイケダハヤト氏は死んだ。僕は、ブロガーイケダハヤト氏が死んだのは、アーティストを自称したときだと考える。あのとき、氏はブロガーイケダハヤトを葬り去り、何か別のものに変身したのだ。面白いとか役に立つとか、そういう評価基準ではかれない何かに。事実、氏自身も、言葉のセレクトはアレとして、その死と再生の結果をアーティストと呼んでいる。それをサイバーゴキブリと呼ぶ人もいるけれども。

ここまで擁護してきたが、氏についてひとつ批判するとしたら、年長者を老害として揶揄するところだろう。いや、別にバカにしてもかまわないけど、一度己を見つめなおしてほしい。氏の実年齢を僕は知らないが、氏といわれている人物の写真が本物であることを前提として、その、ご尊顔から推察すると若く見積もって35〜36才くらいと思われる。はっきり言ってもう若くない。僕も経験があるのだけど、男というものは知らないうちにオヤジ狩りをする側からされる側になっているもの。そのへんを考慮して老害発言を控えてもらえたら甚だ幸いである。


アーティストを自称する氏を嘲笑する人は多い。何を隠そう僕もその一人だ。冗談きっつー。バカじゃねーの。しかし未来は誰にもわからない。もしかしたら氏が正しいのかもしれない。かつて、ラ・ムーというバンドがあった。とあるアイドルが脱アイドル!アーティストを目指して結成したロックバンド、失笑を買い、壮烈に失敗した悲しい事故案件であった。しかし、アーティストを目指して嘲笑されたアイドル・菊池桃子氏は今や大学教授、1億総活躍社会の民間議員である。わからないものだ。もしかしたら氏も億分の一の可能性でバケるかもしれない。そのとき、ご贔屓にしていただくために、このあたりで筆を置き、傍観者に戻ることにする。化けるのか、化けの皮がはがれてしまうのか、楽しみだ。

(この文章はあらゆる方面に角が立つように気を使いながら20分で書かれた)