Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

相対的幸福論のススメ

最近では起業するために速攻退学した大学生、一昔前だとプロいブロガー。彼らがなぜ叩かれ、はたまた炎上したのか、よくよく考えてみると僕自身にも当てはまることばかりで胸が詰まり、精神的にインポになりそうだ。彼らは別におかしいことは言っていない。《自分の人生を楽しみたい》と言っているだけ。人間なら当たり前のことではないか。人生を賭して面白いものをタダで見せてくれるのだから応援するかどうかは生理的にアレでも、少しくらい感謝をするのがスジではないかと僕は思う。なぜ、彼らが叩かれるのかといえば、自分の人生を肯定するために他者の人生を否定するから、その一点に尽きる。大概の人は自分の人生を一言でまとめられるのは好きではないと思われる。会社生活をしたことがない若者に「サラリーマンつまらないよね」と言われたら実際ムカつく。死ねよと思う。本来、選択行為において他人を否定する行為は前提条件ではない。「僕これやります」と宣言すればいい。ではなぜそのような否定をするのか。相手をムカつかせるように一言で言うならば、自分を高めるよりも他人を叩いて凹ませるほうがはるかに楽だから、相対的に幸福になれるからではないだろうか。十段階段を登るよりも他人を十段突き落とす方が楽チン、見た目の効果は同じ。そういう考えが少なからずあるからだと僕は考える。つまり、相対的にハッピーになろうと宣言している人に対して「そのような人生は甘い」と非難することは的外れなのである。炎上とは争点ズレズレの結果にすぎない。最後に僕の立場を表明しておく。他人が別の他人を否定をしようと関係ないし、その別の他人がその選択を「甘ちゃんやん」と否定しようがどうでもいい。大事なのは自分で自分の人生を選び、自分を高めること。それを十分に分かっていながら他人を叩いて相対的に幸せになれればいいとゲスい僕は考えている。楽だし。(所要時間11分)