Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

VRはレス夫婦を救えるか?

週末婚なのか、それとも、終末婚なのか、わからない。毎週末、妻が実家に帰ってしまう今の状態のことだ。ただひとつ言えるのは、妻とのあいだに一度も合体グランドクロスがないということ。だが、希望はある。僕は今話題のVRが合体グランドクロスへ導いてくれるのではないかと淡い期待を持っている。私事になるが吾輩はインポである。予兆はまだない。ピクリともしない。妻は、最近、女の子好きをカミングアウトした。今、僕は、立たないとはいえ、自分が女性として見られていたきっつーな事実をようやく受け止められるようになってきたところだ。妻はED亭主を女の子扱いする一方で、戦国武将のような猛々しいヒゲ男にだけは並々ならぬ興味も示している。特に関羽。JDにしか興味がないEDの僕。関羽に興味がある妻。突き詰めればただの不一致であった。この不一致を埋められたら?もし、僕が関羽のような男だったら?合体グランドクロスできるはず。1990年代の僕ならば「僕チンには関羽のような立派なアレもヒゲもない…」と陰になっていたところだが、2016年にはVRがある。VRを活用して妻をJDに装う。妻のヘッドセットには関羽になった僕の姿。ヴァーチャルは自由だ。仮想世界の僕は積年の怨みを晴らすようにヒゲもアレも調子ビンビン物語だ。VRで足りない現実を補い欲望を満たす。そして合体グランドクロス!…というわけにはいかないのでございます。現代のVRは五感を支配しても、海綿体は満たせない。そんな悲しい事実に気づいてしまう。それに、ヘッドセットをつけたベッドルームで男女が接触もせずにクネってる構図はダフト・パンクのようで、ただただ無機質で不気味だ。 レスどころかゼロ、レスザンゼロの僕が『ワンモアタイム』を望むべくもない。

Many Faces of Daft Punk

Many Faces of Daft Punk

 

 いつか。僕が生きているあいだに電気ショックやクスリを局部に流すなどしてリアルな合体グランドクロスへ誘うようなVRが出来たらいい。全人類から期待されているVR。だがVRでリアルなEDは救済出来ない。その絶望。その悲嘆。それらは雪のように僕の心に降り積もる。降りしきる悲しみの雪の中を僕はパトラッシュと天国へ駆け昇っていく。(所要時間11分)