Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

妻がカロリーメイトをくれました。

現在2019年10月4日午前11時45分。神奈川県某所にある公園のベンチでこれを書いている。13時の約束に備えて少し早めのランチだ。

f:id:Delete_All:20191004121108j:image

私事で恐縮だがという書き出しをかなり高い頻度で使っているが、今、僕の心にあるのは恐縮ではなく恐怖の2文字。実生活はこづかい減額のため緊縮の2文字。昼食代と酒代を確保するためにSpotifyとダゾーンとAmazonプライムは解約した。「神とロックンロールは死んだ!」と嘆いていたら、今朝、妻が「こづかいを減らしちゃったから」といってカロリーメイトを10箱くれた。ランチの足しにして欲しいとのことだ。そのうち一箱をカバンに入れて、今、食べようと取り出して前立腺まで戦慄している。

f:id:Delete_All:20191004121048j:image

賞味期限19.7.22  本日は19.10.4  古いやん。妻は管理栄養士として働いている。「仕事柄」といって我が家の食材の期限はラベルを貼って管理しているくらいだ。その妻が7月に期限切れしているものを寄越すとはこれいかに。ふざけんな。このやろー。と文句を言うべきだろうが、消費しつくされて面白味のない消費期限と賞味期限の議論に終止するのは目に見えているのでやめる。ただ食品に対しての意識が高いはずの妻がわざわざ期限切れの食品を購入してそれを僕に渡したという事実をあるがままに受け止めたい。そういえば先日、彼女は宗教の勧誘を「私が神です」と宣言して退けていた。すべては神の采配。人間には神が与える役割がある。僕は己に与えられた残飯処理機という役割を果たそうではないか。キゲンギレタベラレルヨー!永遠を生きる神と〆切に終われる我々人間とでは時間のとらえかたが違うのだ。神からは地をはうように生きている人間が口にする賞味期限は見えないのだ。そんなふうに僕は自分に言い聞かせている。そして久しぶりに口にしたカロリーメイトは甘くて美味しかった。(所要時間5分)

ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。