Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2007-01-01から1年間の記事一覧

嫌い

嫌いな人間がいる。或る上司だ。何か嫌なことをされたり、嫌味を言われたりしたわけではない。むしろ僕に対して良くしてくれている、と思う。だけど生理的に駄目なのだ。 生理的に駄目なので、具体的にどういうところが駄目かと言われると返答に窮するのだけ…

エスパー。魔美じゃないやつ。

千葉県某所まで日帰り出張。最初から、気乗りのしない仕事だった。と、いうのも、ウチの都合で断りを入れにいく仕事だったからだ。面白いはずがない。仕事と割り切れれば楽なのだけれど、先方の担当が、これがまたイイ人なのだ。エスパー伊東似の。 すみませ…

夏の空に、消えた。

仕事をしているフリに終始した一日だった。慣れない演技に疲れて、ビルの共用部分にある給湯室にいくと、総務のマヤちゃんがいた。マヤちゃんは、まっすぐな明るい茶色の髪をした、まだどこか子供っぽい感じのする可愛らしい子だ。猛暑だけにもうしょうがな…

キラーチューン

夕方、家にいるときは大抵ピアノの練習をしている。今日もそうだ。で、今日、初めて気付いたのだけど、どうも僕にはE♭の♭を抜いて弾くクセがあるようだ。少し気を抜くだけで、殺人的音響と間抜け感を併せ持つ、ピアノソナタの出来上がり。 理由を考えてみた…

使徒、来襲

甥たちが来た。甥二人とは、叔父と甥という関係を飛び越えて、友達感覚で遊んでいる。そんな関係が楽しいし、なにより気楽でいい。甥たちも全力で僕と遊んでいて楽しそうだから、それでいいと思う。ただ、死へのジェットコースターを猛スピードで下り降りて…

ホーム・シアター

旧友への手紙。「やあピー助、久しぶり。今日はオカンと映画を観てきたよ。それでキミのことを思い出しちゃって筆をとったんだ。映画は、ちょっと前の日記に書いた「天然コケッコー」。僕の記憶に間違いがなければ、オカンと映画を観るなんてキミが出ていた…

松崎行き

朝、目が覚めると綾瀬はるかのことが好きになっていた。好きで、好きで、身が張り裂けてしまいそうで、あのツンとアゴのでた表情や豊満な乳房を想うだけで苦しくて、苦しくて。ああ、もうこれは、俺がお前で、お前が俺で、てな調子で僕自身が彼女と同化しな…

デジカメ購入

「畜生…」うまくいかないことがあると、こう呟くのは僕の悪い癖だ。一人でいるときにしか頭に浮かばない言葉なので、他人に指摘されたこともなく、実際に発声しているかどうかはわからない。特に、自分の力が到底及ばない事項について、当たり所がないときに…

10年ぶりの映画でござる

2つ年上のイトコのマリが10年ぶりに映画に出ている。「天然コケッコー」という映画だ。 マリのことは、僕が東京の大学に通っていた12、3年ほど前には、CMや広告や雑誌でよく見かけた。あるとき、バイト帰りに一杯飲んで通りかかった渋谷だか新宿だかのホー…

世界はそれをパイと呼ぶんだぜ

職場の打ち上げに参加した。本社スタッフ以外の人間も多く参加していたので、あまり馴染みのない顔もあった。僕の会社は社員一人一人への福利厚生が充実していて、宴席の際は僕の隣に比較的胸の大きな女性が座るようになっている。今回も例に漏れず先月入社…

頭髪

部長(ハゲ)が「あのハゲが!」と業者の担当者の悪口を言っているのを聞いた。目という器官はその配置上、己の頭部が見えないようになっているから仕方がないよなあ、と冷静な眼差しで部長がグダグダと悪口を言っている美しい様子を見ていた。ひととおりの…

股旅

暗い日記ばかり書いていたので、ここらで伊勢神宮一人旅のおもひでを。たまにはブログらしく画像を添付して。 いい感じの町並みをバックに何故か皆さん険しい表情。皆さん、そんなに人生がつまらないですか?デジカメで町並みを撮っていたら、左端に写ってい…

プレゼント

風邪と下降気味な気分で部屋に篭っていた。そのせいで、日中はまったく気が付かなかったのだけれど、先程、台所でこんなものをみつけた。 母の仕業だ。字体から、これを作っているときの彼女のノリノリ感がビシビシ伝わってくる。「お家」からはガサガサと大…

対峙

早めに仕事が終わったので部屋の整理整頓をした。何を血迷ったかと思うことなかれ、僕だって五年に一度くらいは掃除をしたい気分になるのだ。ていうか、最近の暗い世相を眺めているうちに、いつどこで命を落としても家族に迷惑をかけないよう、自室くらいは…

悲劇か喜劇か

「疲れた」 その一言に尽きる一日だった。僕は食品関係の仕事をしているので、試食をする機会がけっこうあったりする。頻度でいうと一ヶ月に2〜3回といったところだろうか。今日も上司や同僚と僕の会社で提供しているメニューを試食した。一通りのメニューを…

コトバ

部屋で沈んでいても仕方ないので過去を振り返ることにした。 物心ついたときにはピアノを弾いていた。三歳の僕が鍵盤の前で笑っている写真がアルバムにあるので、そのころから鍵盤を叩いていたことになる。僕の先生は、どこかの音大をリタイアした人だった。…