Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2011-01-01から1年間の記事一覧

私の異常なお見合い・天翔記 または私は如何にしてEDの分際でダブルベッドで女房を抱くために自室を劇的ビフォーアフターするにいたったか。

結婚から一ヶ月。籍もムスコも入れてない。ナニも入れてないけどシノさん(元レイヤー/現歴女戦国時代西軍派/趣味ドール/某企業秘書課勤務のEカップ)との生活は概ね順調、彼女も、玉子焼きの焼けること火事のごとし…洗濯モノのたまること山のごとし…と家…

私の異常なお見合い・覇王伝 または私は如何にして独身の自由をかなぐり捨て結婚を決意するにいたったか

突然だが結婚することにした。来月から彼女と暮らす。籍を入れるのは来月上旬の予定。身内で不幸が続いているので、当面、式やパーティーはやらず、来年あたり、不幸のホップステップジャンプが無事着地して落ち着いたら、ささやかなパーティーをやろうと彼…

とある企業の超節電術(オーバーヒート)

「現時刻をもって節電を開始する…」 意味もなく気取った部長のひとことで我が営業部も節電に取り組むことになった。窓枠に並べられた野良犬撃退用ペットボトルを背に部長は続けた。「営業部として積極的に取り組む。一分五厘の削減が目標だ…」。話の流れから…

超簡単!5分で手に入れる涼しい環境/または私は如何にして能率アップで定時にタスクを終え仕事をしながら性欲を満足させて健康な肉体を手に入れたか?

まだ6月だというのに暑い日が続いている。そのうえ節電の影響でオフィスや店舗のクーラーは控えめに稼動させているところが多い。こんなんじゃ身体を壊してしまうし、仕事がはかどらない、と思っている人は多いのではなかろうか。特に男性は股間がかゆい人も…

屋上へ行こうぜ…と僕は言った。

今日、総務部長にきかされた話があまりにも酷かった。酷いにも程があった。酷さでも許されるものと許されないものがある。今日の話は口に出すことを許してはいけないものだと僕は思った。 震災の話だった。総務部長は震災後の電力不足に乗じて一儲けを考えて…

保育園がコワイ(>_<)

食品会社に勤めている。今年の冬、新商品として保育園向けの食事を開拓することになり、勉強のため、ある老舗保育園(認可私立保育園)を紹介してもらい見学することになった。僕は久々に本気モード。「保育園=短大卒業したての保母さん」「保母さん=子供相…

私の異常なお見合い・武将風雲録 または私は如何にして戦国娘をたぶらかし母親との同居をなしえたか。

シノさんと同居しはじめた。シノさんは僕のお見合い相手で元・レイヤー現・戦国大好きっ娘西軍派、天使のブラ着用時はDカップである永遠の25才。愛称はノッピー☆。

無縁社会に少女が消えて

あれを見つけたのは去年の夏のことだ。会社でへとへとになり缶ビールをちびちびやりながら帰ってくると夕暮れのなか家の前にぼうっと白く浮くようにそれはあった。ウンチ。それは桃色のティッシュに包まれて。ティッシュは埃と湿気を孕んだ夏の風に揺らされ…

この上司をどうあつかえばいいのでしょうか

「提案しろ。さもなくば減俸だ」と部長はいった。営業部を強化するという名目で現場にいる社員・バイトのなかで営業マンとしてやれそうな者を挙げるよう部長から命ぜられたのは先週の仏滅の日。部長は営業部が弱い…早急に強化がしなければ…業務部・経理部・…

現役課長が最強会話術を公開します

誰かと会話していてその場にいない人の話題になったとき、対応に困る人は多いのではないだろうか。話題になった人が、素晴らしい人格、裕福な財布、精力絶倫のようにエクセレントであれば問題はない。ただ、「ああーっ」、と感銘をうけたような八の字眉な表…

私の異常なお見合い・戦国群雄伝 または私は如何にしてお見合い相手を銀河の果てで抱きしめたか

来月は結納らしい。誰の結納って僕の。ユーノー?アイドンノー。僕の知らないところで進行している結納について教えてもらうために彼女と会うことになった。って前提がそもそもおかしい。その、待ち合わせの焼き鳥屋で待ちながら僕は考えていた。もし彼女の…

母のためにおにぎり弁当をつくったけれど

初めておにぎりを握った日のことは今でもはっきりとおぼえている。幼稚園児の僕がにぎった、小惑星のような、公園に落ちている犬のウンコのような、歪なかたちをしたおにぎりを食べながら母は、「フミちゃんがつくったの〜よく出来ているね〜おいちいおいち…

日本人の美徳を利用するモノ

あなたは「風が吹くとき」という古いアニメ映画をご存知だろうか。僕が福島原発関連のニュースを見るたび聞くたびに想い出す「風が吹くとき」は核戦争を題材にした作品で、放射能に対する知識のない一組の老夫婦が次第に蝕まれて死んでいく様子が声高に叫ぶ…

退職金でキャバクラ嬢と特上カルビを

今の会社に世話になって早八年、八だよ八、末広がりで縁起がいい、わけがなく、八は八でも七転八起、といった感じで、業績の悪化と後を絶たない離職者で会社は何とかやりくりをしている状況だ。退職金廃止の話を耳にしたのはそんな状況下だった。退職金でキ…

私たちの国を覆う気持ちの悪さ

なぜ、ただシンプルに「復興を支援しよう」とだけ言えないのだろう。テレビ、ラジオ、新聞雑誌インターネットといった媒体で流される東日本大震災支援の言葉には、信じてる、信じよう、頑張ろうという言葉が並び、さらには、ひとつになろう、手をとりあおう…

窮地に追い込まれたあなたを救う魔法の言葉

某日、ランチタイム、巧みな間接照明とスピーカーから流れるノラ・ジョーンズやアーハでイケてる感を演出した和食屋。刺身定食がやってきて、さあ食べようと割り箸をぱっきりやったときに愛用のらくらくホン携帯がびりびりバイブって液晶画面をみると部長の…

白昼夢教室講義録/これからのセイキの話をしよう

この講義録は平成23年3月17日フミコフミオ氏が夢のなかでおこなった講義をまとめたものです。テーマは「性器」。氏はここで現代を象徴する病、誰にでも起こりうる事象を通じて2010年代を生きる現代人というものを見つめなおそうと試みています…。****

地震と我が家

東北で大きな地震が起こって一ヶ月。連日新聞の「亡くなられた方々」欄にはたくさんの名前が掲載され続け、原発は危機から脱せず、漁業や農業などへの二次的な被害を耳にするようになった。僕が暮らしているのは神奈川で直接的な被害はなかったが、節電の影…

ゲロを売り払えと上司はいった

一瞬、耳を疑った。4月4日月曜日のことだ。何を言っているのかわからなかった。エイプリルフールは終わったんだぜベイビー、冗談は顔と上着だけ作業着を着た非常時コーディネートだけにしてくれよ、なんて軽口が出てしまいそうになる、そんな僕は食品会社…

お経の値段がわからない

37年生きてきて祖父の葬儀の打ち合わせで葬儀屋の営業マンから初めて聞いたのだが、昨今ではキャバクラのような夜の店でも明朗会計がスタンダードだというのに、お坊さんのお経をあげたりや戒名をつけたりというサービスの料金というのは明確に決まっていな…

上司の挑戦状

大地震後の或る朝、我が社を取り巻く交通機関は大混乱に陥っていた。災害対策営業会議が開かれる予定だったが、会議どころの状況ではなかったので僕は部長に電話した。「停電だろうが電車が止まろうが核戦争だろうが営業会議は絶対だ…防災マニュアルの作成は…

祖父が亡くなった。

昨年末に体調を崩して入院していた祖父が亡くなった。危篤の連絡を受けたとき、僕は仕事で都内にいて急遽駆けつけたが臨終には間に合わなかった。暖かくなるにつれ、体調も安定して、もうすぐ家に戻れると家族みんなで喜んでいた矢先だった。

営業マンのスピーチ

金曜PM6:40。ぶるるる帰宅中の僕のワイシャツの胸ポケットの携帯がふるえた。部長だった。午後七時から緊急営業会議をおこなうとのこと。仕方なく社に戻る。PM7:30。会議室の空気は帰宅していた者、酒を飲んでいた者、パチンコに興じていた者の不満で充満し…

福祉の向こう側にいる悪

僕は食品会社の営業課長、顧客は一般企業や官公庁から老人ホームまで多岐にわたる。今日はある社会福祉法人との商談だった。その法人は特別養護老人ホームをはじめとしたさまざまな福祉施設を運営していて、代表者である理事長は地元では名士として通ってい…

私の異常なお見合いZ・または私は如何にしてAKBコスプレイヤーの策略にはまり式の日取りを決めるようになったか

桃栗三年柿八年、時間がかかるかもしれませんが頑張りませうとお医者さんがいってくれたがまさかここまで時間がかかるとは想定外、インポテンツ丸三年、桃栗超え、僕は柿。僕はギャルが好きなピーチジョン、マロングラッセ…ではなく、囲碁クラブで提供される…

上司は真性こまったちゃん

今日はプレゼンテーション。今夏、得意先で提供するカレーの試食会。得意先の担当者、ウチの会社のスタッフ、そしてウチにカレーを売り込みにきている業者数社の担当者が参加する我が社にとっての関が原、部長曰く、つーか毎回の決まり文句、「絶対にしくじ…

綺麗な死にざま。もがけ、あがけ。

綺麗な死に方ってなんだろう?祖父が入院して以来そんなことを考えている。人によって定義は違うだろうけれど、おそらく、晩節を汚さず、とか、立つ鳥跡を濁さずといった言葉が指し示す潔いイメージなんじゃないだろうか。

女体盛り、ワサビをつけるか?つけないか?

キャバクラに行った。 キャバクラ、ってだけで脊髄反射的に「勿体無い」「金の無駄」という人がいて視野が狭くてつまらないなあ、いやだなあと思うのは、無駄とか無駄じゃないとか簡単に仕分けしているところや、キャバクラに行く人の自由意志を否定している…

延命するか?と祖父に訊いた。

三つ子の魂百までというが小学生のころ僕のまわりで噂されていた「死んだ人間は火葬されるときにショックで棺桶のなかで生き返るが気付かれずに焼かれてしまう」という話は、当時近所に住んでいた背の高い女の子が突然病気で亡くなってしまった事実によって…