Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

デジカメ購入


 「畜生…」うまくいかないことがあると、こう呟くのは僕の悪い癖だ。一人でいるときにしか頭に浮かばない言葉なので、他人に指摘されたこともなく、実際に発声しているかどうかはわからない。特に、自分の力が到底及ばない事項について、当たり所がないときに頭にどんよりと浮かんでくる。たとえば、今日のような灼熱の太陽光線を浴びていると「畜生」の連呼で、始末に終えない。そんな畜生な炎天下を、社畜の僕は、「チクショー」と唱えながら出勤した。先日、藤沢の焼き鳥屋で、これ以上ない笑顔をした上司に、「お前は五月の連休もなく働いたから少し休め。休むことも仕事のうちだ」、「お前の代わりはいないんだ。とにかく休め」と言われたのは幻だったのだろう。右手のつくねが少しだけ滲んだような気がしたのも錯覚だったのだろう。チクショー。


 人の少ない会社に行って、いいこともある。取引先から届いたお中元のビールを、出勤していた人間で山分けしたのだ。分けてもらったのはいいのだが、今日に限って手ぶらで出勤したので、帰路が少々恥ずかしかった。ネクタイなしの薄い色をしたスーツに、ビールをいっぱいに詰め込んだビニール袋を手にした姿というのは、周りからどう思われたのだろう。ビールをそのままアンパンと牛乳に置き換えたら、張り込み中の刑事みたいに見えるのではないかと積極的にとらえて、恥辱の時の乗り越えに成功。イメージ的には二時間ドラマの平泉成。カッコいいよね、平泉成



 そういえばデジカメを買った。ニコンのD40だ。春先に、6年使ったデジカメが、操作系のボタンが全てもげ落ちるという壮烈な最期で天寿を全うして以来、ずっと買おうと思っていた。このたび部屋の奥から量販店のポイントカードが発掘されたのを機に、思い切って購入。残念ながら今夏は出勤以外に旅行の予定がないので、デジカメ活躍の機会がない。我が家に来て早々に不憫なデジカメだ。画像は記念の初ショット。僕の机の有り様を撮った画像だが、これだけで私生活の充実ぶりが伺えると思う。