Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

使徒、来襲


 甥たちが来た。甥二人とは、叔父と甥という関係を飛び越えて、友達感覚で遊んでいる。そんな関係が楽しいし、なにより気楽でいい。甥たちも全力で僕と遊んでいて楽しそうだから、それでいいと思う。ただ、死へのジェットコースターを猛スピードで下り降りている僕とは違い、甥たちは日々成長し、心も身体も変化している。一方の主体に変化が生じれば、関係性にも変化が生じるのは致しかたのないこと。今日という日は、変化のターニング・ポイントだったのかもしれない。


 「写真撮ってあげるヨ〜」買ったばかりのデジカメを覗きながら甥たちに近づく。「なんだよー勝手にシャシン撮るなヨー。」「ゲームボーイのデンチは?ないのー?じゃあディーエス買ってー!ディーエスー!」「買えないの?ビンボー!」「ビンボー!」僕のレンズから顔を背けて返す、甥初号機及弐号機。そのとき、どれだけ、部屋に隠してあるDS(ブラック)を持ち出して大人の財力を見せつけようと思ったことだろうか。でも不毛な消耗戦を避け、デコピン二連発で解決。我ながら僕は大人だ。


 その後、ありったけの謀略を尽くしてオカンを誘導し、初号機弐号機を連れ出せることに成功した。あいつら、自由にオッパイを吸ったり触ったりしているからって、オッパイ不毛な僕のことを馬鹿にしてる。そうに決まってる。