Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

上司が書いた小説がなんか凄い。

 部長が自身の経験をもとに私小説を書いた。
 部長曰く「時代に求められて書いた22世紀の『こころ』」。男と女の別れと家族愛と性がテーマだそうである。感想と校正を求められ難儀していると部長から「貴様には難解すぎるだろう…。インターネットにきいてみてくれ」と言われたので晴れてここに全文を掲載します(僕のブログは会社の人にバレている)。感想をいただけたら助かります。読んでみて僕が特に難解だと感じた箇所は赤字にしておきますね。

追記/作中の「琵琶ちゃん」は義理の妹、「ムスコ」は自分の息子(但し親権は別れた奥さんに)だそうです。小説の体をした手紙だそうです(先月発送済み)

 『きもち』


 拝啓 ご無沙汰しております。皆さんお元気ですか?金銭的な面が落ち着いてきたので琵琶ちゃんには本当の気持ちだけは伝えておこうと思い手紙を送ります。

 最初に、お母さんとお姉さんを、守りきれなかった事並びに色々ご心配をおかけした事をお詫びします。また私のムスコの事も心配してもらい更にムスコの家庭教師等で私にも若い人間の発酵した抜くもりに触れる接点を作ってもらった事心から感謝しております。健康食品事業で、部長という肩書きを捨て一匹の狂犬になって経営にチャネリングしようと思い、お姉さんとお母さんに黙って出資し、それに失敗した事で夫婦関係に亀裂が入っていった事が離婚した理由になっていると思いますが、それは離婚の表向きの理由です。


 本質的なことはもっと別な理由があります。琵琶ちゃんだけにはじめて話すことです。今から触れる事は、お姉さんを傷つけることにもなると思っていましたから、田舎の実の実母にも実の実兄にもお姉さんにもお母さんにも社長にも話してはいけないことです。今、この手紙を、ムスコの姿を思い浮かべてカキながら冷静に振り返ってみますと、本質的には私の忍耐強さ不足とワガママが原因であったと反省しておりますが、離婚した理由は一つです。


第一に、二人の夫婦関係がなかったことが、自分の中では大きな要因となっていた事です(男女関係のことです)。よくいわれる「格」抜き「性格の不一致」が理由の一つです。


夫婦関係(男女関係のことです)が離婚するまで二回だけの夫婦であり我慢することに疲弊したこと。自分の忍耐不足とワガママもあったかもしれないですが、、、今おもふと、、、。。
→心芯共に我慢し続けたこととお父さんやお母さんたちと一緒に住むようになって感謝の気持ちと同時に二人の自立芯が気迫になってイキ、徐々に感謝の気持ちと共に甘えの気持ちも出てきたこと。


結婚後時間の経過とともに、自分たちの家庭わ二人で築きあげていこうという気持ちと、夫婦で手を取り合って解決していこうという気持ちがなくなくなってしまいました。そして、ニビルのもと本当の、信頼しあい、何でも相談しあい夫婦で解決していく、苦楽を共に歩む労りあう夫婦になりきれず、この家庭この家族をナニがナニでも守りきるという気持ちが持続しきれなくなってしまいました。当然離婚直前迄は持ち合わせていましたが徐々に持続しきれなくなって、イキました。


・結婚当初、彼女が夫婦関係(男女関係のことです)を拒否してきたことで、二人とも悩んでいた状況でした。当時、ただ、学生時代から突き合っていましたから、お互いに心からの信頼関係はあります。当初は二人で真剣に話し合い解決していこうとしたことはありましたが、時とともに解決していこうという気持ちが、お互いに薄くなってイキ、その状況にお互いが慣れてしまっていった状況でした。


・回りに相談したりすることは、彼女を傷つけることになります。そうはしたくなっかった事が第一でした。故に、自分自芯の中だけで解決を図ることがベストだと思っていたこと。また体が繋がっていなくても心が繋がっていれば乗り越えられると思っていたこと。そして琵琶ちゃんはじめ、今はそうでもないけど尊敬していたお父さんや重い槍のお母さん、おじいちゃんおばあちゃん田舎の両親に迷惑をかけたくなかったこと。


そんな気持ちのなかで、回りのたやすい親戚の人たちとの交流等でお互いが我慢することを覚え、知らぬ間に、お互いにこの話題に触れることを避けても結婚生活が成り立たすことができていたこと。今思うと、そ〜いう夫婦も世の中にはいるんですけど・・・


第二に、夫婦観の違いに気づいたこと。
 長女としての宿命を彼女は背負っていたのですが、それは第二のことだと思っておりました。自分は、「嫁をもらった意識でいました」ので。


・夫婦苦楽を共にして、家族家庭が第一であること、これが私の今も変わらぬ夫婦観どす。苦労して育ててくれた両親の後ろ姿を正面から見て育ちました。第一に家族と子供たちの成長の為に働くという両親が、自然と必然的に、受け売りで自分の夫婦観となっていました。夫婦なら楽しいときの喜びも半分になりますが辛いときの苦しみも半分になります。大事なのは苦のときだと思って生きてきました。極端にいえば、核戦争なんかでナニがなくなっても家族が健康でありさえすれば、もういちど苦労を共にして、一からもう一度幸せな家庭をつくり上げることができる、それが夫婦のありかただと今でも思っております。


 彼女もそれは理解していましたが、いざそ〜いう場面になったときは、家とお墓と家わ守ることが第一の宿命だったんだなあ〜と思ったこと。ただこのことは無理もない環境で育ったんだな〜と今なら理解できますが。(もう少し大きな目で見てあげればよかったかなあ。遅すぎた相互理解)
離婚当時、そんな長女としての彼女の第一の役割が理解できたことは事実でした(笑)


 以上二点が離婚の本当の理由です。他に女性がいたとかはありません。離婚直前当時にはもう別れておりましたから。


 お母さんには感謝と謝罪のお気持ちでいっぱいだよ。金銭的な部分で二人が離婚しないようお母さんがずいぶんと金銭的な力になってくれたのは事実です。お母さんには、今の自分があるのもお母さんの金銭的協力があったからこそで、一生涯感謝と謝罪のお気持ちでいっぱいだよ。


 重ね重ね、本当に有り難うございます、すんません、のお気持ちでいっぱいです(このふたことは家を出るときに話しましたがお母さんに)。


 今こうして文面にまとめている心境は、冒頭に書き直しましたが、誰にも言ってないと思うことだと思います。琵琶ちゃんにはお金をおまとめローンにして落ち着いてから話そうと思っておりました。


 実は〜家を出るときにお母さんと約束したことが御座います。琵琶ちゃんには会わないことです。お母さんとの約束でいままで連絡しませんでした。お金のことがあったから、お母さんは、琵琶ちゃんの生活を心配したんだと思うし〜その事は理解力で理解できましたから連絡は取りませんでした。


 お姉さんのことは、私以上に包容力があっていい人が見つかれば(いますかね?)是非幸せになってもらいたいと思わないでもありませんし、出会えたことで、皆さんと知り合えた奇怪を作ってくれたわけだから感謝しております。また幸せに出来なく申し訳なく思っております。ただ彼女のおかげさんで皆さんに出会えました。このことは本当に感謝しています。「有難うございます」


 有り難いつながりで報告しますが、金銭のことは司法書士と司法書士事務所並びに弁護士と法律事務所(弁護士事務所じゃないんだね)の力添えと助力もあり返済額の減額と過払い金利の額の戻し分の相殺等で二年での期間を延ばすことで返済額の減額で落ち着きました。具体的には、一社のみの返済の状況であと六年(月25000千円返済)で整理がつきます(^^)


 これからは、もし差し支えがなければ、元兄貴と元義妹として、ムスコを間に挟んでお突き合いできればありがたいなあ〜と思っています。田舎の実の実母も、実兄も何の抵抗感もないですから、もし田舎でイキたいときはムスコと一緒にどうぞ。それは袋も望んでいることです。


 それと、この手紙が届いたことは、出来れば黙っていろ。お母さんとお姉さんに余計な心配をかけたくありませんので〜。これは、琵琶ちゃんとの「オチついたら説明する」という約束を果たす手紙ですので、、


 それと、ムスコにはタイミングをみてイキ、改めて「すまない気持ち」と「家族は第一であること」と「夫婦関係(男女関係のことです)のなさによる離婚の真相」について話をしようと考えております。驚くかなあ。これからはムスコが自立できるよう力添えをしていこうと思っております。


 今は、、近い将来、東京から遠く離れた地で暮らしていくことも考えております。(横浜、川崎など)

 最後になりましたが、これからも、お母さんお姉さん、そしてナニより私のムスコのことよろしく頼みます。元気でね〜。遅れましたが誕生日おめでとう。


 最後になりましたが、これからは忘己利他の考え方で生活していこうと考えております。行動することで、少しでも喜んでもらうことや、感動してもらうことや、役立つことは労を惜しまず実行していく自分でいようと考えております。


 最後になりましたが今回は手紙形式になりますが、朗読を録音してあるので、もしよかったら。文字や肉声で本当の心境を伝えようとしたのも、離婚や震災を経験し、明日はナニが起きるかわからない時代を生きてイクなかで

・自分勝手な生き方をしてきて、それにより支えてくれた方々にはかりしれない心配と迷惑をかけてきたこと。

・又支えてくれていた方々の感謝の気持ちに改めて気づいたこと

 がきっかけになり素直な気持ちをちゃんと伝えるべき人には伝えようと思うなあ。

 それと、今後のイキかた、男としてのイキ方も考えさせられました。少なくとも、自分にかかわる人には、一人一人連絡を取り、好きか、嫌いか、自分の素直な気持ちは伝えていこうと思います。


 最後になりましたが自分にとって、どういう環境になっても、産みの母親は父親ではなく母親であり、琵琶ちゃんは元義弟ではなくたったひとりの元義妹です。体を大切にしてね(結婚は?いいものですよ離婚しなければ)。

 重ね重ねお母さんとお姉さんと私のムスコを見守ってください。よろしくお願いいたします。咳をしてもひとり。鯉が死体。かしこ。

読み終えて部長にこれ手紙ですよね?本気でこれを出すのですかと僕は訊いた。部長は何をいってる…これは小説だ…と言っていて超嘘っぽいがまあ本人が小説というのだから…。皆さんのこころには何がのこりましたか?


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