僕は営業二課長。今年は「若手、新人営業部員に受けさせるセミナーを事前確認する」という名目で、20回ほどの営業開発セミナーを受けさせられた。振り返ってみると、それぞれのセミナーで見せ方は違うが言っていることはほとんど同じであったので後世のために特徴や言葉をメモしておく。
1「意識を変えれば今この瞬間から変えられる」と言う。
大前提。この一言がないとセミナー商法が成立しないのだろう。
2「営業に能力は必要ない」→「学歴ない講師のサクセスストーリー」のコンボ。
みんな成長ストーリーが大好きだ。
3「大事なのはアウトプットではなくインプット」と訴える。
ドヤ顔で。アウトプットとインプットどちらが大事だと思いますか?と景品クイズのような質問で聞き手の自尊心をくすぐるパターンもあり。
4「脱営業」をぶち上げる。
セールスではなくコンサルタント的な立場で客と話すのが大事だそうです。
5「失敗を恐れない」と言う。
セミナー中盤で登場。このセミナー受けたの失敗だったかも…という受講者心理をついているのかもしれない。
6「キーパーソンを狙え」
決定権者以外に時間を使うのは無駄の意。「小さな財布には小銭しか入らないが大きなカバンには大金が入る」といううまくないたとえ話に繋がるパターンもあり。
※写真はイメージです。
7「既存の行動管理のままではダメ」
目標からの逆算な考えの重要性を説く。「時間がないので詳細は魁!行動管理術セミナーで」などと言って具体策の提示はない。
8「最初はダメだった若手営業マンが指導の結果大型契約をとるサクセスストーリー」を語る。
不思議なことに能力は平凡であるが、やる気とガッツだけはあるというキャラ設定も共通。
9「目標を一日一時間一分一秒まで落とし込みなさい」と無茶を言う。
セミナーの時間が足りないのはどういうことなのだろう。
10「客は自分の利益にしか興味がない」「客が時間がないと言うのは当たり前だと思いなさい」と言う。
11「断られるのは断られる提案をしているからです」と言う。
スゴい論法。
12「時間が足りない」と言い始める。
13「より突っ込んだ話はスーパー営業塾で」と言っておしまい。
揃いも揃って「塾」。
14名刺交換すると鬼のようにメールが来る。
15「ソリューション」「リレーション」が頻発。
きゃりーぱみゅぱみゅ。
まとめるとこんな感じ。このメモを読めば細部までイメージ出来るはず。どの営業セミナーを受けても似たり寄ったりで役に立つのでオススメです。時間は貴重なので一分一秒も無駄にしないようにお願いいたします。