Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

令和時代も心に留めておきたい上司の言葉をまとめてみたよ。

2年ぶりに上司の言葉をまとめてみました。今回は中級編。「本来の意味では使われていない思わず泣ける上司の言葉」と「僕らはその厄介な言葉にどう対抗して生き抜けばいいのか」について書きました。

 

「エイヤ!」

掛け声系。本来は「概算」「だいたい」「経験則」「いちかばちか勢いで」という意味(らしい)が、ただの掛け声にすぎないときがあるから要注意。「俺が手を出したら終わり案件だから、あえて手を出さない。エイヤ―!」とかいって、実際にギリギリの納期に間に合わせようと動いているスタッフのまわりで「エイヤだー!」「エイヤー!」と騒いでいて鬱陶しいだけなので無視するのが正解。事後、エンヤを聴いて心を綺麗にしよう。

 

「予算(ノルマ)で満足せずにがんがんやれ」

解釈系。「目標達成に満足せず、もっと数字を求めて貪欲に行け」という意味に聞こえるが、会社でそのままの意味でとると死ぬ。真意は「部隊を発奮させるために言った…。予算より多くの仕事をもってきても現場が回るわけねえだろう…よく考えろバカ」(クソ上司談)。

 

「定刻になりましたのではじめさせていただきます」

冒頭系。会議などで耳にする。あらかじめ約束しておいた時間になりましたから、会議をスタートしますよ、という意味であるが、会社帝国ではボスや上層部が姿をあらわして席につかれたときを指す。つまり「定刻になりましたので~」ではなく「帝国になりましたので~」が正しい。

 

「基本的な問題だよキミー!」

無敵系。意見のあわない部下が劣勢に立たされたときに追い討ちをかけるためのフレーズ。「基本的な問題」って何を指しているのかわからないので、それを質問すると、「基本的な問題だよキミー!」「キミー!」が返ってくるだけなので僕らは諦めるしかない。余談だがこれをよく言っていたアホ先輩は会社で問題を起こして一夜のうちにいなくなりました。

 

「ソウは言ってもアレだな…」

まとめ系。「話についていけないのが部下にバレたらバカにされる」と内心で困っているがそれでも話をまとめて気持ちよくなりたいクソ上司が使うフレーズ。なんか締めている感はあるが、ソウとアレが何を指しているのか言っている本人もわかっていないのがキモ。これが出てきたら、こいつは何もわかっていない、と見切っていこう。無視していると自然にアレコレ言い出して壊れていくから。


「というパターン」

まとめ系。話の内容はまったく理解していないが、とにかくまとめて己の地位を守りたいクソ上司が多用するフレーズ。特徴は誰かが話を終えたあと光の速さで、「というパターン…」と言うところ。用例「つまりこのクライアントのニーズはホニャララになります」「というパターン」。これ繰り返しやられると精神が疲弊してくるので遭遇したら要注意。僕はクソ上司にこれをやられたときに「バカの一つおぼえ、やめてもらいます?」と文句をいったことがあるが「というパターン」と言われて脱力したことがある。バカには勝てない。というパターン。

 

「逆にいえば」

主導権ゲット系。本来は、逆説的なフレーズにつなげていくが、ただ主導権を得たいクソ上司が使うことも散見される。その際は、まったく逆になっていない意味を繋げていることが多いのでわかりやすい。用例)僕「この案はコスト高ですね」クソ上司「逆にいえばコストが高すぎるな」。見栄をはるために使われるフレーズ。逆にいえば見栄を張っているだけ。

 

「あれはお前に言っているんじゃない」

言い訳系。散々、部下にハラスメントまがいの説教をしたあとで、訴えますよ的な反応されてビビったクソ上司が言い訳に使うフレーズ。「お前の母ちゃんデベソ、ノータリン等々の叱責はお前にしているわけではなく、周りにいる叱責する価値もない奴らに向けての言葉であった。つまり俺の叱責のターゲットは貴様ではない。ゆえに貴様からハラスメントで訴えられる筋合いではない」という苦しい言い訳。やられたほうはたまったもんじゃない。どこに出しても恥ずかしくないハラスメントである。

 

「責任は取るから、失敗をおそれずにやれ」

省略系。素直に受け取れば、「責任は上司である俺が取るから失敗したあとの事態のことは心配せずに仕事に取り組め」という意味でしかないが、会社という責任転嫁の巣窟ではそうとうもかぎらない。正確な表記は「責任は(お前自身が)取る(のだ)から、失敗をおそれずにやれ(俺には関係ない)」。クソ上司がこのフレーズを持ち出したら、責任は誰が取るのかきちっと確認を取って、僕のように会社命令でリストラ担当にさせられたうえ、リストラの全責任を負わされないようにしてほしい。

 

以上である。この記事を参考に会社で上司が使う言葉には気をつけていただき、令和の時代も楽しいサラリーマンライフを送っていただきたい。(所要時間22分)