Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

当て逃げ犯人を速攻で特定して捕まえました。

先週、金曜の朝7時半、出勤しようと駐車場へ行ったらマイカーにキズがついていた。左前方のバンパーに擦りキズ他多数…。

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▲現場写真(キズがわかりやすいように白黒に加工)

白っぽい粉(塗料?)が見えたので、最初は鳥の糞をついてしまったと思った。が、近づいてみると明らかに擦りキズ。水曜の昼過ぎに帰宅したときに異常はなかったので、犯行時間を水曜の午後から金曜の朝までと特定。警察と駐車場の管理会社に通報と連絡。自宅から徒歩3分のところにある、道路に面した屋外駐車場で、日当たりが悪く、夕方になると暗くなる。監視カメラはなし。前の道路は比較的交通量は多い(図1 前提条件)駐車中の最後に撮影されたドラレコ動画を確認してもぶつかっている様子は撮影されていなかった。

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▲図1

③の駐車場利用者による物損事故、駐車場と無関係の人によるイタズラ等、いろいろな可能性はあるけれども、左隣り(向かって右側)の駐車場①を利用している車を犯人と仮定。駐車場①についての記憶を辿ってみる。普段からいろいろな車が利用していること、夜間に停めている車がないことを確認。③の駐車場はここ数か月利用されていないことを思いだす。以上のことを念頭に入れて、管理会社から①と③の利用状況を教えてもらう。その際に③が未契約であることを確認。③の利用者犯行説はいったん脇に置く。(図2 仮説)

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▲図2

①は近所にある美容院Aが従業員と客のために借りている事実が判明。記憶と一致。美容院Aに連絡して水曜の夕方から金曜の朝までに駐車場①を利用している人がいないか確認をしてもらう。従業員の使用なしは確認したものの、顧客の車のナンバーは控えていないとの回答。「水曜と木曜の顧客に確認はしてみるけれど…」と約束しながらも、最近は勝手に利用する車もあるから、などと言うので、協力を期待できないと感じた。

そこで、車に戻ってドラレコの動画をあらためて確認。衝撃があると撮影を開始するタイプのドラレコである。該当する時間にいくつかの動画があるのですべて確認していった。感度をマックスにしているせいか(わずかなショックで動作してしまう)、該当する時間帯の動画は5本あった。その中に、水曜の夕刻、セダンタイプの乗用車が駐車場①にバックで入ってきて、僕の車にぶつかる様子が撮影されていた。動画は、ぶつかって、いちど前進してから車を停め直し、少し間を置いて駐車場から出ていく様子をとらえたものだ(図3 動画の状況)。

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(図3)

残念ながら画像が暗く、カメラの視野的にナンバーを確認できなかった。さらに雨が降っていてフロントガラスについた水でぼんやりとしていた。粘り強く動画を観察して、動画の最後、容疑車が道に出ていく一瞬だけナンバーをとらえていた。だが、残念ながら動画が暗いうえにぼんやりとしているうえ、対象までの距離が遠くて、ナンバーが不明瞭であった。そこで決定的なシーンでストップさせてスマホで撮影。その画像を某写真アプリで彩度と明るさを上げて、ようやくナンバーを確認。まさか自撮りでシワとほうれい線と白髪を消していた技術が役に立つとは…!その加工した画像を印刷して美容室に持っていって当たってもらうよう頼んだ。ここまでで1時間ちょっとかかってしまった。

昼過ぎに美容室Aから車をぶつけた顧客を見つけたという連絡をもらった。犯人によれば、「指摘されてはじめて車の右後部に痕跡を発見した」ということだけれども、僕は信じていない。ドラレコ動画を見ると、ぶつかって、停止してから、一度前進して駐車場に入れ直しているので、異変に気付いていないという言い分は苦しい。一か八かに賭けて逃げたというのが僕の推測である。「示談でお願いします」と言われたが、「それはあなたが決めることではないでしょう。あらためて連絡差し上げます」と話を打ちきった。

ディーラーで「補修で見た目は元通りにできますけど」と言われたが、原状回復の交換修理の見積を出してもらった。パーツ交換と技術料でしめて約10万円也。犯人に金額を伝えると「あんな小さいキズでそんなにするのですか」「悪気はなかったのでもう少し」と言ってきたが、駐車場にカメラがないこと、目撃者がいないことから、一か八かで逃げてしまった人に情けもクソもない。なので「悪気がなくてもお金はいただきますよ(ニッコリ)」と言ったら相手は沈黙してしまった。承諾の沈黙と理解している。犯人氏の「逃げるつもりはなかった」という根拠は、一度駐車場から出て行ってから戻ってきてもう一度駐車した、という当日の行動にあるけれども、じゃあなぜ事故を起こしたことを黙っていたの?という反論にはどう答えるつもりなのだろうか、イミフである。

今は、修理代を回収してプラスアルファをどうしてやろうか思案中である。あらためて皆さんにお伝えしたいのは、車を持っているなら、衝撃で反応するドラレコの設置と、そして感度は最高に設定しておくことはマストであること、そして自撮り加工技術は案外役に立つということである。(所要時間28分)

人生の様々なシーンを切り取ったエッセイを多数収録した本を書きました→ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。

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