Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

ナフサの調達状況について業者から連絡がありました。。

ごみ袋やポリ袋などの主原料であるポリエチレン・ナフサが確保されているのかないのかが話題になっている。ナフサが足りているのか、それとも足りていないのか、わからない。そこに見え隠れする駆け引きや思惑にも興味はない。お菓子のパッケージや製品の包装が簡略化されたりモノクロになっても、実用面で支障がなければ問題はないでしょというのが僕の認識。だが、生活や仕事に支障が出れば話は別だ。僕が勤めている給食会社ではナフサを原料とした手袋やラップやビニールといった衛生用品や消耗品が事業継続には必要不可欠だ。ここ数年間値上げが続いている。大量購入も控えるよう要請されている。ナフサの調達状況によって、値上げが加速したら嫌だな、…と恐れていたところにそれらを納品してもらっている各業者からお願いの通知が届いた。具体的な金額を除けば各業者ほぼ同じ内容の文面だった。

各社の共通部分をまとめると《1.昨今の物価高・物流コストの上昇に加えて、中東情勢の緊迫でナフサ等の調達環境が不安定となっている。2.そのため、メーカーから供給量の制限と価格アップが発生しているので、まことに申し訳ありませんが今年に入って三回目の価格改訂をさせていただきます。なおすでに需要の逼迫により一部製品が逼迫しております。3.引き続き、大量購入はお控えください。安定供給には万全を期しておりますが、ナフサ等の調達が不安定なため状況によっては欠品、供給困難のおそれがあることをご了承ください》

値上げ申請と大量注文への戒めはここ数年続いてきたので驚きはない。だが、今回はじめて「ナフサの調達環境」という文言があらわれた。値上げの理由にナフサ不足をあげながら、ナフサはあるから安心してね、でもなくなったらごめんね、と読める怪文書である。どちらなのか。国は「ナフサはあるから安心してほしい」と言っているが、ナフサは不足すると言っている有識者も多い。どちらが真実を述べているのだろう。わからない。はっきりいってどちらでもいい。ナフサの調達の噂に乗じて一儲けしようとする者、慌てて買い占めて要る者がいるのかもしれない。わからない。ただこうしてナフサ理由で業者から通達が来ていることは揺るがない事実だ。そして、当社のようなパワーのない中小企業は衛生用品や消耗品の入手が困難になりそうだ。「ご了承ください」と言われても、在庫が切れたら…了承しましたオッケーとはならない。現場があるからだ。国や業者の言うことを信じて在庫確保に奔走せず、ある日事業停止に追い込まれるのか、今から在庫確保に全力をあげていくべきなのか(後者一択しかないと思われるが)、生き残りのために見極めているところである。ナフサが足りているのか足りていないのかはどうでもいいけど、衛生用品や消耗品の供給の見通しは正確な情報が欲しい。ものがなくなったら現場は終わる。まあウチの会社の給食事業が回らなくなって倒産するくらいならいいけど、病院や老人ホームの食事提供が止まったら命の問題になりかねないんだよ。現場からは以上です。(所要時間16分)給食業界の内幕について書いた本を昨年出しました。