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Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

いつかこの有料記事を買ったことを思い出してきっと泣いてしまう

日記

1記事切り売りタイプの有料記事は、ソシャゲのガチャによく似ている。お金を払ってカキーンしたところで望んだものが手に入るかわからないからだ。望んだものが提供される可能性が0ではない分、ガチャの方がマシかもしれない。僕は、公ではギャンブルを心の底から憎んでいることになっているので、《この続きを読むにはカキーンが必要だよ》ボタンをクリック押すのに躊躇し、公開されていない部分を瞬間的に予想して忘れるようにしている。

 

「馬鹿者!ゲームや書籍その他諸々のように、貴様がアホのように買っているものだって買って中身を見るまでわからないではないか!」という声が聞こえてきそうなものだが、それらは売却すれば投資した額のうちある程度の金は戻ってくる。運が良ければ「開運!なんでも鑑定団」でプレミア査定されて高く売れるかもしれない。しかし有料記事はどうだろう?なんでも鑑定団に出せるだろうか(いいかえれば、なんでも鑑定団に出せないものは資産価値ゼロである)。たとえばnoteというサービスはコンテンツが意に添えないものであっても返金は受けかねると明言している(当たり前だけど)。つまり政治的な記事にカキーンして「この続きの1000文字を読みには」のあとが

 
「女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生女子大生(以降1000文字まで略)サイコー!」
 
のように「女子大生」が1000文字続いたとしてもクリエイティブな仕事なので文句は言えないのだ。きっつー。このようにすごーく書く側に有利なシステムになっているのだ。好奇心をくすぐるような面白いもの、役に立つものを読みたいだけの、クリエイターをサポートする気なんてさらさらない、天の邪鬼な僕は、相手が有利で得をするのが性格的に許せない。アイドルや芸能人のような有名人だったら内容がないものでも「普段の私」コンテンツとしてカキーンが成立するけれど、たとえば、僕みたいなどこの馬の骨かわからぬ奴の書くものにそれほど金銭的な価値があるとはとても思えない。せいぜい1記事10円くらいだろう。
 
有料記事ガチャにカキーンした人のプラスな感想ほど当てにならないものもない。カキーンして内容が期待に添えぬものであっても、そんなものにカキーンしたとネットで馬鹿にされるのはイヤだからとりあえず内容には触れずに緩く誉めておこう、自分だけが被害者になるのも癪に触るし、という心理が働いているのではないかと僕は踏んでいる。人間は醜いからね。
 
問題は、熱心な読者でも信者でもない僕が、有料記事のカキーンせずに読める部分を読んでも、カキーンする気にならないものが多すぎることだろう(タイトル以外非公開にすればいいとさえ思うくらいだ)。要は面白くない。好意的に考えれば、肝心な部分を有料として隠しているから面白くないのだろうが、逆である。カキーンせずに読める部分こそ全力で書いて面白くなければならない。コンテンツ全体を1パッケージとして捉えるなら、商品として成立するのは頭から最後まで読み終えたときだ。それならばカキーンせずに読めるところに全力を注いでクリックしてもらえるようにしなければならない。読める部分がただのイントロダクションでは信者か情弱以外は回れ右だ(僕とか)。
 
ではどれほどの文字数・文章量をカキーンしないと読めなくすればいいのか。はっきりとした解をもっているわけではないけど、ラスト100文字程度でいいのではないか。100文字隠すだけでは誰もカキーンしてくれない!という嘆きがあがりそうであるが、自作に自信があるのなら、出来るはず。コンテンツが1パッケージとしてしっかりと評価されるものであるなら、隠してある文章量・文字数など問題ないはずだ(文字数は面白さとは無関係)。
 
僕ならば最後まで読ませてしまって最後の1文字(つまり句点「。」だけ)だけ有料にする。満足してもらった人のうち金が余って仕方がない奇特な人からだけ金を払ってもらえればいい。人の善意を当てにしている時点でビジネスとしてはダメだけど。
 
しかし、似たような商売である電子書籍に金を払うのは抵抗がないのに、1記事有料売り記事に課金するのには抵抗を感じるのはなぜなのかについては僕なりの結論を出せずにいる。つーか、いろいろ思うところはあるけれど個人攻撃になってしまうのでやめておく。まあブログ記事を切り売りするような小銭稼ぎなどせず、タニマチ的な人からまとまった金をドーンともらう方が僕にとってはベスト。なんか昔の芸術家っぽいし。
 
(この無料で読める文章は24分間で書かれた)