Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2011-01-01から1年間の記事一覧

立場を守るためという生き方

今年最後の営業会議には胃が痛くなる重苦しさも目にしみるような煙草の煙もなかった。禁煙中の社長が出席されたからだ。昨今の山登りブームに乗り、山にご熱心な社長は「そんなことよりも」つって仕事の話を打ち切って山談義。社長デザインの山登り会Tシャツ…

アフター311

「3月3日にくたばってくれてよかった。3.11を目の当たりにしたら死んでも死にきれないだろ?」 祖父の話題になるたびに僕はそう言って笑う。そういうとき、声を潜めて「そういうことはあまり大きな声で言わないほうが…」と諌めてくる人が少なからずいて…

私の異常な結婚生活 または私は如何にしてウンコを漏らし妻から三行半を突きつけられたか。

はじめに、月初から体調不良が続いていたことを、言い訳がましく申し上げておく。

ポジティブになれる45の奇跡の言葉

僕が出会った「少しだけ元気になれる」奇跡の言葉とそれを彩る物語をまとめてみました。現代を生き抜くヒントにしてもらいたい…。

人生がときめく上司の言葉をまとめてみた

「上司の言葉をまとめてみた」(http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20111122#1321952502) 「上司の言葉をまとめてみた(哀戦士篇)」(http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20111128#1322452902) ウチの部長の言葉のまとめです。今回は無駄に無駄な勇気と元気…

東北を悲しめないけれども

病院の帰りに電車に乗る。次々と窓にあらわれては消えていく町がどれも同じ顔をしている。一卵性双生児のようだ。チェーン展開のファーストフード、ファミリーレストラン、居酒屋、ドラッグストア、コンビニ。それらが違う街のほぼ同様の位置にあるからだ。…

上司の言葉をまとめてみた(哀戦士篇)

前回(http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20111122#1321952502)のつづきです。混迷の時代を生き抜くヒントになれば。

上司の言葉をまとめてみた。

追記しました。(11/23 13:00)※追記は下にあります。うちの部長の言葉をまとめてみました。苦難を乗り越える糧にしてもらいたい。

生きがい探しはロック的な破壊活動

ロック、ロックと言いながら人道外道国道県道市道私道、道という道に唾を吐いて生きてきたが、夏の結婚以来キンタマの如く丸くなってしまい、栗原はるみ先生のレシピ本を読みながら生きがいについて考えてたりなんてしている。だが肝の生きがいがわからない…

私はコレで社長にキレました

この会社の話は今とは違う時間此処とは違う世界のお話であることを最初に申し上げておく。創業半世紀にならんとするその会社は堅実すぎるくらいに手堅く経営してきたが昨今の不景気にのまれ苦しい状況にありました。この秋には顧客への対応のマズさから解約…

幼児化する会議

意欲格差と生まれながらの営業マン 社内レコードを上回るハイペースで早くも今月三回目の月次定例営業会議の冒頭、仕事の出来ねえ部下のせいで鬱になった…とぼやく部長から、調子はどうだ?と訊ねられた新人君が「やる気がおきません」とさして悩んだふうで…

私の異常な結婚生活 または私は如何にして家族の秘密を守るために妻をあざむくようになったか

父の自殺を秘密にしている。あのとき。申し合わせたように僕ら家族は父の自殺を「事故」とした。誰も、何も、何一つ悪いことはしていないのに、気付かれないように、悟られないように、隠さなきゃ隠さなきゃ隠さなきゃ、何かから追い立てられるように隠した…

「モチベーションがあがらない」は贅沢でございます

モチベーションがあがらない、仕事が捗らないとアッピールする新人君にトラウマになるほど少々厳しく当たってしまったのは、新人君が女子高生と付き合っているという認めがたい現実とは絶対に関係ないことを最初に申し上げておく。続け様に、モチベーション…

真意を質すという名の悪夢

部長が「超大型契約が取れた、詳細を詰めるので書記として同行しろ」と言うからついてきたのに「契約は同業他社に持っていかれた、俺は後学のために真意を質す姿をお前に見せてやる」とまったく違う話をしてきたのは新幹線がイイ感じに加速をはじめたあと。…

アイムジャストアウーマンと母は言った。

食事のあと汚れた食器を洗う。僕に任された家事のひとつだ。静かな台所に響くカチカチという食器同士がぶつかる音とちょぽちょぽと水が流れる音はどこか寂しくて好きになれない。壁のカレンダーをみると10/31に母の字。赤いペンで「任務終了」。母が定年退…

たとえばこんな賃金カット

夏以来、悩んでいることがある。生命保険のセールスだ。ロックじゃないと罵倒されるのが恐ろしいあまり隠蔽というこれまたロックと相反する行為で隠し続けているのだが実はファイナンシャルプランナー2級資格をもっていたりする僕は自分のライフプランニン…

失踪したキャバ嬢から荷物が送られてきた。

営業先から戻ってくると大きな封筒が机の上に置いてあった。差出人は見知らぬ女の名前。即座に爆弾が脳裏に浮かぶ。ワンナイト・ラブの復讐だろうか未練だろうか。酔っ払うと名刺を配ってしまう癖は治さないといけない。触感から書籍だと推察して封を空けて…

部長はなぜ地球を殺さなかったのか

昨日、商談が長引き、ウチの部長と絶対にしくじってはいけないクライアントの方と僕の三人で食事をすることになった。「なにか食べたいものはありますか?甘いものでも不味いものでも何でもいいですよHAHAHA!」炸裂する部長のトーク。クライアントの方が「…

結婚祝いでトラブってる

過日。部長から結婚祝いにスーツを買ってやるといわれた。スーツは中10日のローテーションで回せるくらいは所有しているので特別困っているわけではないが、あればあるだけ嬉しいもの、喜んで話を受けた。すると部長が色々と条件を出してきた。うぜー。(1…

私の異常な新婚生活 または私は如何にして溢れ出る性欲をニュータイプな方法で解消したか。

我輩はインポである。営みはまだない。夫婦になって1ヶ月になるがいっぺんもない。元レイヤー、現戦国時代好き歴女西軍派の妻に「悪いね。シノさんせっかく結婚したのに悪いね。ガンダムが立たなくて。ビームジャベリンが壊れてて」というと「毘沙門天様も…

ボクの会社でビジネス書がダメなワケ

今日の部長の笑顔は、アメリカ大統領選挙における演説集会で同じTシャツを着て大統領候補のうしろに並んでいる支持者が浮かべる胡散臭いスマイルを連想させた。夕刻。営業会議。ゴルフ焼けで黒光りする部長が、くわっ、と目を見開いた。会議室の重苦しい空…

自殺した父について今、僕が思うこと

北鎌倉にあるお寺へ墓参りに行った。妻と母と一緒に。父が死んで二十年。前日の台風が残していった風にあおられて線香に火をつけるのに苦戦しながら、この煙で燻され、ゾンビ化した父が墓から這い出てきたら…というどうでもいいことに想像力を浪費していると…

送別会がありました。

送別会のお知らせが回ってくるときの気分は、面白い。辞める人が誰であれ、残される人の少し寂しい気分と、辞めていく人自身の晴れやかな表情が、ひどく、対照的なものですから。今回退職なさるのは、ええそうです、有望と評判の若手社員の腹田さんです。「…

あの頃女王陛下のオッパイと

イヤフォンから流れてくるレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「ノック・ミー・ダウン」。フリーの跳ねるようなベースラインが、はかどらない仕事のあとの重い気分を和らげる。追い討ちをかけるような残暑。熱いだけの太陽。眩しいだけの空から落ちてきた駅…

そのときは妻によろしく

妻を呼び捨てたことがない。「シノ!」と言うや否や照れくさい感が充満してきて「シノさん…」あるいは「ノッピー☆…」と言い直す始末。なんか恥ずかしいんだぜ、呼び捨てなんてロックの歌詞みたいなんだぜ、真顔で呼び捨てなんてロックンローラーみたいなんだ…

このエントリが3000ブクマいったら嫁さんのけしからんオッパイをアップします。

動機は【義】です。新婚早々夫婦喧嘩中。ピクリともこない僕のインポの前でEカップ(自称)の自由奔放でけしからんオッパイを見せつけるシノさん(嫁)に僕の力と威厳を教えなければならぬ。くそう。インポだと馬鹿にしやがって…。ブラジャーやパンティも床…

結婚パーティーにて

「ざっ、さ、最後にぃ…」極度の緊張で部長の声が震えていた。「最後に…私事になりますが、長年連れ添った妻と先日、無事、協議離婚が成立したことをお伝えして新郎新婦への御祝の言葉にかえさせていただきます…」。同僚が企画してくれた僕の結婚祝賀パーティ…

部下が辞めた

今朝、若手社員/ゆとり世代(1988年生)が退職願を出した。理由は、「もっと自由な職場だと思っていた。」「ここじゃない気がして」。夏休みを満喫できなかったという競争社会で育成されてはなかなか発想できない個性的な理由で夏休みを二回、規定の倍、取…

THE END OF 島田紳助

以前勤めていた会社の同僚タニグチに会った。タニグチは同じ営業部に所属し苦楽を共にした仲だ。僕は退職したが彼はまだその会社で頑張っている。島田紳助の話題になった。「昨日の引退会見であの人を思い出さなかったか?」「思い出した思い出した」。あの…

ぼくのなつやすみ

ゆとり世代の腹田君は期待の若手営業部員だ。「新卒時に500社まわったがどこも自分の居場所じゃない気がして『全社自分から蹴り』、一年間定職につかずスーパーフリーな立場で大学のテニスサークルに残り自己研磨していた」気概を面接を担当した部長に買…