Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2007-01-01から1年間の記事一覧

愛と哀しみのエロ本処理

部屋のなかで山積みになっていたエロ本を処理することにした。僕にとって、エロ本とはエロ漫画のことだ。ひと昔前ならば、夜中に近所の公園のベンチの下に置いておくと、翌朝にはなくなっていて、需要と供給というか、ちょっとした市場というか、世界があっ…

オッパイを救って世界を幸せにしよう

世界が幸せになる方法を僕なりに考えている。 乳房のことを考えている。たとえば、居酒屋の呼び出しブザーを押すとき。たとえば、山々や月といった、自然の風景を眺めるとき。僕はそこに乳房の影をみてしまう。そうだ。僕は四六時中乳房のことを考えている。…

お疲れ様!ユイだけはお兄ちゃんの味方だよ。

年末の宴席で、上司が必要以上の上司面で語りかけてくるのはなぜだろう。僕だけに降りかかる不幸なのか。世間一般に起こっている事象なのか。経験から言えることは、そういう行為に及ぶ上司に限って、上司らしい仕事を普段していないということだ。だから年…

飛べないパンチラのために僕は祈る

結局のところ、彼女のために、僕が出来ることといったら祈ることだけなんだと思う。だから僕は祈る。どれだけ傍迷惑と思われようとも。嫌われようとも。人のために祈るって、たぶんそういうことだ。 夕暮れ時、駅へと繋がるビルディングのエスカレーター。僕…

乳首あててごらん

( プロローグ ) 懐かしい街にふらりとやってくると、記憶と異なる姿になっているときがある。少し前の僕なら、寂しさや悲しさに包まれて次の朝まで落ちこんでいたに違いない。今はただ、時間が経過したんだな、淡々とそう思うだけだ。今日もそんな思いをし…

はやくぶっかけて

職場の飲み会があった。金曜の夜ということもあって、雑居ビルの二階にある居酒屋は、満席で、騒然としていた。遅れて到着した僕は、その店の騒がしさと派手な看板にげんなりする。何がそんなに楽しいのだろう。ここは天国なのかい?この暖簾の向こう側に、…

多摩川で小さな友達が出来た

2年という長い時間を費やした仕事が終わった。僕にとって、新たな分野の仕事だった。やらなくてはいけないことを前にして、途方に暮れたりもした。ジャングルの奥地にオペラハウスを建てたフィッツカラルドの強さは、やはり畏敬に値する。 一段落した今、得…

足、舐めていいよ

寝て、起きて、仕事をしているだけの暮らしをしていたら、昔のことを思い出した。それも、名前も知らない、顔も覚えていないような人と過ごした、短い時間の記憶だ。 6、7年前、初秋の渋谷。時刻は午後7時くらい。僕は、ファーストフード店で、味も香りも…

甘い夢をみた

僕の向かいには、若夫婦と小さな女の子の三人家族が住んでいる。旦那さんと奥さんは三十代前半で、僕と同じくらいの年齢。女の子は三歳くらいだろうか。二年前の春に引っ越してきた。気さくな、いい夫婦で、顔を合わすたびに「こんにちは」「おはようござい…

お気に入りの書店が閉店

僕のお気に入りの場所がまたひとつ失われてしまった。職場の向かい側にある書店だ。いつ、閉店になったのか定かではない。夏が終わり、秋になって、僕が、うつむいて、アスファルトを見ながらトボトボ歩いているうちに閉店になっていた。今日、仕事を終えて…

ヨシフミ、手をどけて

僕の会社は食品を扱っているので、月に一度、全従業員に検便を実施している。採取した糞便を業者に送付して検査をする、というやり方だ。今月から検便の方法が変更になった。ミーティングで、担当の女性から「今月から方法が変わります。詳しくはマニュアル…

バッティングセンターで憂う

同僚とバッティングセンターに行った。夕方のバッティングセンターは人の姿もまばらで、時折、どこからかボールを弾き返す音がカーンカーンと響いているのみ。一ゲームを終え、100円玉が残ってないことに気付いた僕が両替機のところに行くと、同僚が両替機か…

さよなら江ノ電303

彼岸なので父の墓参りに行こうと思い、線香とライターを持って部屋を出た。父が亡くなってからかなりの歳月が経った。大学に入ったばかりの僕はオッサンになり、高校生だった弟は父親になった。まめに墓参りには行っているので、あらためて父に話すことなん…

一人でディズニーランドに行ったよ

一人で東京ディズニーランドに行ってきた。前にTDLに行ったのは、遥か昔、高校生のころ。あの頃のTDLのスターといえば、キャプテン・イーオーだった。時は移ろって、マイケル・ジャクソンはネバーランドへと帰還し、ジャック・スパロウなるパイレーツがスタ…

星に願いを

はてなスターを元に戻すことにした。どうやら、僕はオッパイ女神の逆鱗に触れてしまったようだ。スターを変更した途端、変な虫に鼻を刺された。プスリ。顔面を中心に勃発する、痛みと痒みと赤み。これは罰だ。罰は甘んじて受ける。決断は曲げる。簡単に曲が…

DS「すばらしきこのせかい」はじめました

「すばらしきこのせかい」をやり始めた。同僚から、「一週間、お洒落ガールとコンビを組んで渋谷を遊び尽くす、ボーイ・ミーツ・ガールなライト感覚ゲーム」と教えられてやり始めたのだけど、全然違った。渋谷の町には、ノイズと呼ばれる敵がウヨウヨいるし…

オカンが水族館へ行った

食べ物がいい、と確かに伝えたはずだ。朝、珈琲の香り漂う食卓で、母が突然、「八景島シーパラダイスに遊びに行く。おみやげは何がいい?」と言い出した。突然の、予想もしない宣言に少し戸惑いながら、僕は「なにか食べ物がいいなあ」と答えた。「いってき…

携帯写真の名誉回復に向けて

id:heiminさんの企画に参加してみます。 築地市場「こんなのが独自ルールで走ってる」・友人の結婚式「美味しかった」・竜飛岬「夏なのに風が強くて寒かった」 結婚式への交通手段「ワンマン」・某食堂「珍味」・両さん「ラジコンなのだ」 渋谷「飲み会10分…

野性の証明

喫茶店のなかから、アイスコーヒーのタンブラーに突き刺したストローを咥えながら、駅前の雑踏を眺めていた。犬がいた。雄。たぶん雑種。茶色の整った毛並みに、首輪の赤が映える。傍らには飼い主のものらしい自転車。荷台には、焼酎の名が印刷されたダンボ…

未来の約束

夕焼けが綺麗だった。静岡で見た、お茶畑みたいな段々を空に描いた雲が、夕焼けの橙に照らされて作り出すグラデーション。会社の休憩室の窓から、グラデーションが濃い紺色に染まっていく様を眺めながら、僕と同僚は、先の見えない未来について話あった。年…

リスク回避

会社に使われて終わってしまうような一日を送るのはやめよう、と思っている。僕のほうが、会社を利用している、そんな心持で最近は会社に通っている。だから会社や仕事のために、必要最低限以上の無理をしよう、とは思わない。リスクを負うなど、なおさら。 …

台風の爪あと(神奈川県西部篇)

夕方、先日の台風で壊された橋の近くを通りかかった。橋の近くは通行止めなので、下流の土手の脇に車を停めて散歩がてら橋を眺めることにした。川面を通ってくる風はひんやりとして本格的な秋の到来を感じさせた。普段、河川沿いを散歩することなどないので…

スター変更

はてなスター変更しました。僕もみんなも大好きなアレです。複数ないとちょっと嫌な感じ。いろいろな変更スターを見てまわったけれど、皆さん主張が足りないと思う。余所行きの顔をしているというか、お洒落すぎ。もっと欲望と己を前面に出すべきだと思う。 …

超人たちの夕べ

太陽が沈んでしまうと、昼間の暑さがまるで嘘のように涼しくなる。そんな夕べに、同僚と、「キン肉マンでいえば、僕らはビッグ・ボンバーズでいいよね」「2000万パワーズや、はぐれ悪魔超人コンビみたいにデキる方じゃあないし」「派手なの疲れるもんね」「…

オカンとマリオと、時々、僕

母の行動は、僕の予想を軽く超える。そして、僕の言うことをまったく信用しない。母は、初代スーパーマリオのクリアーを生涯の目標として、日々ゲームボーイと格闘している。そして、僕が、何度も、各ワールドの最後に鎮座するクッパに踏みつけ攻撃は効かな…

さわやかな気分

朝、Yシャツを抜けていく空気に秋を感じ始めた。通勤のホームで、通過列車が巻き起こす風の流れが、僕の身体を包む。そのとき、スッと抜けていく空気のなかに、ひんやりとした涼しさを感じるようになった。秋だ。 ある時間のラインを越えると、突然に、秋が…

ツンデレ精算

総務のマヤちゃんは、社会に出てから時間が経っていないせいか、年長の人間に対する言葉遣いが時々おかしい。おかしいというか、ぎこちない。今日もなんだかおかしかった。そのことを、いつか誰かが指摘しなければいけない時がやってくる、いつか誰かが嫌わ…

阿波踊り

昨夜は、高円寺まで阿波踊りを観にいった。恥ずかしながら僕は、毎年高円寺で、阿波踊りのイベントが行われていることを知らなかった。だから、前日、会社の先輩から「アワ行かないか?」と誘われたときは、ああ、とうとう僕も齢三十三にして、石鹸の国にデ…

茜射す 乳照らされど

予期せぬ出来事への対処は難しいものだ。週末は、仕事の打ち上げで深夜まで飲んでいた。場所は掘り炬燵式のテーブルの、よくある居酒屋。対面は先日入社したばかりの女性。薄い青色のYシャツが、僕の方に向かってくるように盛り上がった大きな胸の持ち主だ…

ドキュメント再提出

会社の取締役が客先に提出した文書が、「しわくちゃだから」という理由で再提出を求められた。文書の内容は、クレームに対しての謝罪文。もっとも取扱いに慎重にならなければいけない種類の社外文書だ。客先の担当からのメールは、要約すると「書類しわくち…