Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2008-01-01から1年間の記事一覧

僕はエロを刻みながら年を越える

二月に僕は三十四歳になった。平成二十年の大晦日と平成十九年の大晦日。三十四歳の僕と三十三歳の僕。ワンイヤー。何も変わっていないように思える。本当にそうだろうか…なんて難しいことを考えるのは保留。来年に持ち越し。やめやめ。僕はやめる。とりあえ…

予告された睡眠妨害の記録

自分が叩き起こされる日、フミコ・フミオは、規則正しい生活を維持するために、朝、5時半に起きるつもりだった。彼はやわらかいオッパイの夢を見た。「あの子は、オッパイのことばかり考えてましたよ」と、彼の母親、フミコ・セイコは、忌まわしい朝のことを…

びゅーてぃふる塊魂

仕事納めの朝、総務のマヤちゃんが銀色の脚立を肩に担いで僕のところに現れた。目を合わせると顎で行く方向を示し、歩いていく。言葉もなしに。自尊心だけは人並み以上に高い僕は「Aカップ風情が、何を偉そうに」とデスクにあるローションティシューを一枚…

オッサンTVプロローグ「僕たちの師走」

上野駅に現れたアシタカさんの姿をみて僕は戦慄した。「アシタカ君、髪の毛…」。坊主。寒くないのか。会社的にはオーケーなのか。「今朝もバリカンで刈りました。HA-HA-HA!」さすが黒人。僕はううむと唸って歩き出した。お互い腹が減っておったので飯屋に入…

期間限定公開「オッサンTV」

アシタカさん(id:acidtank)とあんこう鍋を食べながら2008年を締めてきました。今夜はその模様を特別に公開します。それではどーぞ!

東京の夢

18時、東京。ホテルの喫茶で人と会っていた僕はひどくくたびれて、エントランスの片隅にあるソファーに思わず腰をかけた。カーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モアが流れ始め、カレンのあの低い歌声が僕の足元に敷かれたレッドの絨毯に優しく染み込んで…

期間限定公開「部長ブログ」

部長がブログを始めました。記念すべき第一回目はトイレにブチ切れた部長からの熱いメッセージです。合言葉は「和式を使え」です。

部長の すごい 企画

「お前ら少し頭を使えぉぇぇぇぉぇ!」 会議室で部長のテンションだけが上昇していた。部長の頭はバーコード。頭髪と頭髪の隙間で、フケが脂でてかって白く光っている。叫ぶな。光り輝くな。漂う空気は白けながらも重苦しさでいまにも分解しそうだった。今年…

別れ

「どうして名前で呼んでくれないの?」と彼女が言ったときに僕らのコーダは始まった。終わりを迎えようとしている僕らの関係は終始、別れの予感と後ろめたさで出来たフレームで縁取られていた。すべて、終わる。そこからは何人も抜け出すことは出来やしない…

僕らのゆるやかなカーブ

□金曜の夜に月曜からの借り物の日々が坂を下るように終わる。ほとんどがうまくいかないことの積み重ねで、部屋に戻り、一人になると、俺はときどき「なにをやっているんだ」と自分を殴りたくなる。先ずテレビ、次に暖房のスイッチを入れる。暗闇のなかに青白…

覆面レスラーからの電話

正午過ぎ。うんうん唸り、すれ違うギャルを胸を中心にねっとり眺め、よたよたーっと小田原市街を歩いていたら、覆面レスラーをやっている友人から電話がかかってきた。初恋ガールの入籍と親友の葬式が一緒にやってきたってここまで落ちないだろーっ、ていう…

暇なオッサンは水彩画を描いていた!08秋冬コレクション

冬は、絵を描くのも寒くてしんどい。作業用のダウンパーカー、擦り切れたニット帽とマフラー、靴下二重履き、ヘッドフォン、花粉症用マスク、黒ブチ眼鏡で完全装備しても足元からの冷気は僕の身体を冷やしていく。水彩画で一番寒さが堪えるのは実際に筆を走…

オッサン、スカイ・クロラ

出撃。僕はいつまで走り続けるのだろう?白い朝の空気を、ふりあげた右足が引き裂く。いつまで?紺スーツに包まれた右足の下で赤いフレームが燃えている。何のために?膝の部分がつんつるてんになって斜めの朝陽に鈍く浮く。誰のために?メンズプラザアオキ…

ニュウ アルバム「イエス!オッパイ!」

教科書みたいなライフハックや醜い争いを目にするのはもうウンザリなんだよ。教科書を沢山抱えて幸せかい?傷つけあって楽しいかい?ファックライフハック!ファック揉め事!磨り減ってしまうぜ。みんな!オッパイのことを考えていれば穏やかになれるよ。No …

歯医者クライシス螺旋

僕はくりかえす。いいこともわるいことも。馬鹿みたいに反省もなく僕はくりかえす。今日も。明日だって。そのとき僕と彼女の距離は十センチ。一時間後、僕は溢れた。 いい歯医者の評判を耳にする。腕がいい。若い。待合室がお洒落。ゴスロリがいる。それらが…

想い出がオッパイ

デスクの上に無造作に積み重ねられた書類は、早朝の路地に捨てられた夜のゴミを想わせた。パソコンの起動音がなり終えると受信箱を埋め始める未開封メールは、サラリーマンの群れが電車からホームに吐き出されるシーンを網膜の裏に再生させた。繰り返される…

ニップル騎士団/「僕の知らない14人の男たち」

グッドモーニング!今朝はid:Geheimagent、id:acidtank、そして僕によって結成されたニューウェーヴ・ファンク・バンド、ニップル騎士団の新しいナンバーをお届けします。黒人ブロガーによる男と女のビタースイートな恋を切り取ったリリックと魂の咆哮をボデ…

上司が好む音楽

ハンドルを握る僕の傍ら、窓の向こうで風が泣いている。冬が近づくにつれ葉を奪われていく木々、そのあいだを風が通り抜けるときのあのひょうるるという音。僕には泣き声に聞こえる。泣き声は聞きたくない。僕の中心にある寂しさの核みたいなものが共鳴して…

はじめてのピンサロ

ガレージロックの似合いそうな安っぽい色彩に切り取られたボックスのなかに僕はいた。古いアメリカ映画に出てくるモーテルにでも出てきそうな、チープな、オレンジとピンクが互いにでしゃばって譲らないライト。主張フィフティーフィフティー。二畳ほどのス…

ニップル騎士団/「アルプスの少女クララ」

id:Geheimagent(バンマス、ベース)、id:acidtank(元プリンス、ヴォーカル+ギター微量)、イケメンドラマー(羊男、ドラム)、そして僕(オッサン、キーボード)で結成されたはてな発ニューウェーヴバンド「ニップル騎士団」のセカンドシングルをお届けし…

サーフ ブンガク カマクラ/ B-Sides

鎌倉生まれの僕がASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム『サーフブンガクカマクラ』に捨てられてしまった愛すべき江ノ電の駅たち、石上駅、柳小路駅、湘南海岸公園駅、鎌倉高校前駅、和田塚駅について江ノ電通勤の時間を利用して語ろう。 1.石上ブートレグ 「…

ニップル騎士団/「雪山キラー」

突然ですが、ハードコア・ラップ・ファンク・メタル・ポルノ・クネクネ・はてな・ロックバンド「ニップル騎士団」を結成しました。メンバーは、id:Geheimagent(バンマス、ベース)、id:acidtank(MJ、ヴォーカル+ギター少量)、イケメンドラマー(宇宙を語る男、…

悩殺ブルマーにようこそ!

もし人生が一本の道ではなく、何千、何億、それ以上の膨大な選択と分岐の連続あるいは行動の蓄積から成るものだとしても、今日僕がキャバクラに行くのは不可避なポイントのひとつだったと思う。どのルートを辿っていたとしても。「悩殺ブルマーデー」。そん…

秋空の下オッパイは音楽を奏でた

知らない公園に足を踏み入れる。「オートバイの乗り入れは禁止いたします」と書かれた看板の脇をぬけ煉瓦の敷き詰められた小路を歩く。シーズンオフの野球場に人気はなくて、野球場の円形に沿うかたちで小道は走っていく。球場外に設置された焦げ茶色の照明…

カレギュウはわかってないって彼女は言った

「容疑者Xの献身」でガリレオ=福山雅治の「天才なんて言葉はあまり口にしたくない」という台詞に陽気なSEXへの関心しかないボンクラ=僕は膝を打った。そうだ。天才なんてそうそういるものじゃない。日本で天才といえるのは織田信長を初め数名くらい。条件を…

部長はじまったな

それは月曜日午前9時30分に突然やってきた。部長の5人目の実母が亡くなったり(部長申告)、部長宅前でタンクローリーが大破炎上(部長申告)したおかげで延期に次ぐ延期になっていた月次定例営業会議のことだ。陽の当たらない会議室の明かりを点けると、蛍…

『ドナドナドーナドーナンダ』完全版vol.1

ハイクで書いていたヘナチョコSF独り言小説を全面的に改訂してまとめてみました。構想ゼロ・知性ナシです。 ↓ ↓ ↓ ↓ ○「ただいま」。人間ならきっとこういうふうに言うんだろうな。それにしても随分と待たせちゃったな。僕を育ててくれた人たち元気かな?い…

和牛特上カルビの夜にウメーシュ

ショートケーキにホイップされたクリームを従えて乗っかっている苺や、ハンバーグの横でバターにまみれて人参・インゲン・コーンとつるんでガロニ顔している馬鈴薯や、駅前にある定食屋のネギトロ定食に付いてくる茶碗蒸しの底にいる銀杏はピリリとスパイス…

Cafe de リア・ディゾン

何年か前、京急川崎駅からJR川崎駅へ終電を目指して早足で歩いているときに世界的女優ペネロペ・クルスからナンパされた経験がある僕はたかだかリア・ディゾンが結婚・妊娠したというニュースを目にしたところで一ミリも心を動かされはしない。リア・ディゾ…

部長がキャバクラに誘ってくれてから1時間が過ぎました。

午後6時。戦いのゴングは鳴る。ゴングは中ジョッキがぶつかりあう乾いたガラスの衝突音。ゴヅチーン。衝撃が古代シダ科の葉脈のように僕の痛んだ腰の隅々に響き渡っていく。テナントビル三階に入っている居酒屋がコロシアムで、膝が付いてしまうような小さな…