Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

アレが硬くなりました。

ストレートな書き方になるが、長年硬くならなかった※ンコが、硬くなった。久しぶりで実感に欠けており、カッチカチの※ンコが自分のものとは思えない。暮れなずむ町の 光と影の中で硬くなっているそれは、藤子不二雄先生が描いたツチノコのようだ。※ンコとツチノコは、海援隊と海綿体よりも遠い。はたして、これは全盛期のカチコチなのか。僕には判断ができない。僕の全盛期を知っている者に客観的な判断を下してもらう必要がある。「これは僕の全盛期かな?」と。※ンコを見せる覚悟はオッケー。これは僕のショーだ。ready  for  my  show!相手のshout  it  out!shout it out! 叫ぶのも想定内。僕は客観的評価を求めて、※ンコを手に妻の元へ向かおうとした。そこではたと気づく。妻は、僕の全盛期ガチガチな※ンコを知らない。突然、茶の間の中心に※ンコを手に現れた夫が「僕の全盛期かーい」とコールアンドレスポンスを求めたら、当惑するだけだ。ガチガチの全盛期を知っているのは、かつて交際していた新興宗教ガールと、町田の変態店に勤務していた嬢だ。しかし、町田の変態店は既になく、宗教ガールは既に人妻だ。宗教青年部の幹部と結ばれ子供が2人。しかし背に腹は変えられない。町田の変態店亡き2024サマー、全盛期を知っているのは彼女しかいない。「何様!」と無碍に扱われる可能性110%。しかし、僕は足の間の※ンコを握り締め、宗教ガールの元へ馳せ参じる覚悟を固めつつあった。「これは全盛期の僕かい?」この命題に答えられるのは、宗教ガールしかいない。僕は硬くならなかった時代に失ったものを思い出していた。柔らかいがために諦めてきたアバンチュール、意味深なシャワー、数多のチョメチョメ。いつも僕の脳裏には柔らかいままの※ンコがあり、独裁者のように僕を抑えつけていた。すでに僕の意識は肉体を離れ、※ンコを手に宗教ガールの元へ駆け出していた。十数年前、全盛期のガチガチの※ンコを見せたとき、君は「こんなすごいもの見たことがない」と絶句したよね?今僕が手にしている※ンコはあのとき僕の全盛期のカチカチかい?あの時のように、信仰の言葉をつぶやき、赦しを求める祈りを捧げるかい?すっかり失念していた。宗教ガールとは僕の全盛期※ンコが原因で別れたのだった。「私の教義にそれを受け入れる心の優しさは無い」が捨て台詞であった。ま、冷静になって考えれば、10数年前に別れた男がガチガチの※ンコを手に尋ねてくるのはホラーだ。通報され逮捕され拘置される。ミニスカポリスから「なんでこんなことをしたのか」と問い詰められる。「※ンコがカチカチの全盛期を取り戻したか知りたかったんです」。そんな言い訳は通用しない。なぜ全盛期を取り戻すことに成功したのか。僕は取調室の真ん中で振り返る。規則正しい食生活。薬の処方。適度な運動。ストレスのない環境。レスの夫婦関係。規則正しい食生活、薬の処方、適度な運動、ストレスのない環境、レスの夫婦関係。数多のものを生贄にして正しい生活を送ってきた。引き換えに得られたものが、全盛期を思わせるガチガチの※ンコ。僕は取り調べ中の刑事に頼んでトイレに行かしてもらう。便座に腰をかけたとき、ずいぶん遠くへ来てしまったことに唖然とした。妻の声が聞こえた。トイレの前には見張りの警官がいる。警官は妻の声に気づいていない。妻の声は時空を越えて届いていた。妻は僕を監獄から救うために時空を超えて来た。「何トイレの中でぶつぶつ言ってるの。キモいよ」僕は扉を開けた。目の前に広がる光景は、いつものマンション。振り返ると便器の中にはガチガチに硬い※ンコが潜水艦のように浮かんでいた。10数年間ずっと柔らかかった※ンコ。正しい生活で腸内環境が改善された※ンコ。軟便勘弁。ノーモア下痢が豪雨。宗教ガールと町田の変態店で見せたカッチカチの※ンコだった。ウンコー!僕は生まれたままの姿でトイレを飛び出した。そして僕は、もうひとつの分身がまだ柔らかいままであることを知って泣いた。(所要時間19分)