Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2017-01-01から1年間の記事一覧

20年間引きこもっていた友人の社会復帰の厳しさに泣きそうになった。

これらの記事の続きです。 http://delete-all.hatenablog.com/entry/2017/05/22/200000 http://delete-all.hatenablog.com/entry/2017/09/07/203505 先日、新卒入社した会社で心身を壊し、以来20年間引きこもりをしていたFと地元スーパーの総菜コーナーで…

働くのが怖くなった。

おかげさまで年明けから営業の一部門の責任者になることが決まっている。今は一緒に働くスタッフを選定しているところだ。ウッド調のオフィスでスターバックスを飲みながら充実した仕事。素晴らしい時間を過ごしている…といいたいが、因果だろうか、そんな気…

例のハラスメント告発炎上を外野から見て思ったこと。

恥ずかしながら己の無学ゆえに何を創造してるのかまったく存じ上げないが世間的に有名なクリエイターK氏によるセクハラパワハラが、それを告発した作家H氏の過去の発言、パーソナリティー、そして第三者の助太刀なのか横槍なのか判断つきかねる言及により…

ソーサリアンの思い出/1987年僕らの情景

www.youtube.com 本日12月20日はアクションロールプレイングゲーム「ソーサリアン」発売30年のアニバーサリーで、1987年(昭和62年)中学2年から今に至るまで、「ソーサリアン」は僕にとって憧れの存在であり続けている。その地位は変わらない…

あたしたちどこで間違えちゃったのだろう?

早起きして夕飯の準備をした。鍋だ。野菜とキノコと鶏むね肉で拵えた団子の豆乳鍋。夫婦平等を掲げる我が家では極めて平等に原則火曜木曜土曜日曜の夕飯は僕の担当となっている。つまり義務である。立川談志師匠みたいなロックな生き方に憧れたが半生をかけ…

「オヤジさんが死んだのはオマエのせいじゃないの?」と言われた。

今はほとんどなくなってしまったけれども二十代の頃の僕を回想すると、毎日のように、父がなぜ死んだのか、死ななきゃならなかったのか、その理由について考えていたように思える。父は答えを遺さなかった。ヒントの欠片さえも。なぜ、答えがないクイズを必…

モンスター社員チェックリスト2018

僕の20年以上のサラリーマン人生でもっとも苦労したのが人の使い方で、なかでもメンドクサイ若者の取り扱いには本当に苦労した。しょうもないことで消耗させられた。かつて、僕の部下に「必要悪君」という名のゆとり世代の若者がいた。「必要悪」などとい…

幽体離脱してみてわかったこと。

この夏。僕はどうやら幽体離脱とやらをしていたらしい(ツイッターではたびたび報告していた)。どうやら、とやら、らしい、と曖昧で不確定な言葉が並んでいるのは、僕の体験したものが「正式」な幽体離脱に該当するのかわからないからであり、当の本人であ…

大人になれなかった子供たち

生きることに理由や言い訳をつける生き物は人間だけで、僕は、人間を人間たらしめているそういった機能や行動を、美徳であると同時に欠点でもあるんじゃないか、と思っている。この夏まで僕は失業していた。辛いことの方が多い時期だったけれども、おかげで…

ブラック企業チェックリスト2018

おかげさまで素晴らしい環境で働くようになり、勤めていたときにはわからなかったかつての勤務先の異常なブラックぶりがよくわかってきたので、来たる2018年のためにブラック企業チェックリストを作成してみた。ブラック環境で働いたことのない学者のよ…

「この町にイオンが出来るんだぜ!」とヤンキーは言った。

海沿いにあるコンビニエンスストアの駐車場で懐かしい顔を見かけた。軽自動車から出てきたそいつは中学時代のクラスメイトで「不良」に分類されるタイプの人間だった。シンナーもタバコもやらなかったわりに僕はヤニそいつと仲が良く、アイアン・メイデン、…

結婚に何かを求めるのが間違っている。

誰が言ったか知らないが、長い年月を共にした夫婦に言葉はいらないって、アレ、本当だね。そのフレーズを証明するように、7年という気の遠くなるような時間を過ごした僕と妻の間でも会話がなくなっている。セックスレスに加えて会話レス。いわばサイレント…

破門されました。

妻の実家は江戸時代から続く箱職人で僕はその一子相伝の弟子である。ここ数十年は義父が「伝統」といえるかどうかわからない、いかがわしい技術をひとりで守ってきた。妻と義妹が姉妹で技の伝承を頑なに拒んだのは伝統を守るのが嫌だからではない。伝統とい…

妻との関係が次の段階へ移行しました。

妻との冷戦がはじまって1ヵ月、義理の母からの情報により、ようやく彼女の激怒している理由がわかった。下着無断拝借。ガンプラ大人買い。深夜の恋ダンス。怒らせるような行動について心当たりがありすぎて、これ!という決定的なものがわからず、疑心暗鬼…

子供なし世帯の一人としてこれだけは言っておきたい。

年収800万円超で増税案 政府検討、子どもなし世帯 - 共同通信 47NEWS こんなニュースが届いた。この増税が現実になったら、ウチはモロに被弾することになる。夫婦共働き、実際、子供がいる世帯より経済的に余裕があると思うので、増税さもありなん、って感想…

試用期間が終わりました。

11月15日をもって僕の試用期間が終わった。期間内での実績を評価されて3営業日前倒しで終了。3日。微妙な評価である。3ヵ月間の試用期間は石橋をハンマーで叩いてから渡るような慎重な日々だった。胃薬を手放せない緊張の連続でもあった。家族や親族…

LINEでは伝えられないことってあるよね。

実家の庭にあるセンリョウの実が赤く色づきはじめる頃を眺めるのが好きだ。このあいだ、縁起のいい、小さな赤い実を見るために実家に立ち寄ったとき母から手紙をもらった。シンプルな白い便箋にかかれた、紙の手紙だ。 母はときどき、あとから思えばそれが人…

私はあなたのトロフィーワイフじゃない。

妻と冷戦状態に入ってから数週間が経った。最低限のコミュニケーションは筆談夫婦と揶揄されそうなメモのやり取りと「ウゥッ」「アァ」というヤンキーめいた意味のある奇声で取ってきたが、さすがに疲れてきた。妻とはいったい何回目の戦争だろうか?はっき…

営業という仕事は明日なくなってもおかしくない。

先日、車を買うためにカーディーラーへ行ったとき、近いうちに営業の仕事はなくなると思った。「数年以内になくなる仕事」のような文章を発表して人々の不安を煽って喜ぶような傍迷惑な性癖は持ち合わせてはいないが、食品系営業マンとして自動車メーカーと…

【続々】元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。

神奈川県大磯町の中学校給食が異常な残食率と異物混入件数から「マズい学校給食」としてニュースになっているのを受けて先日このような記事を二本書かせていただいた。 元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。 - Everything you've ever …

再就職したホワイト環境職場で苦悩しているが相談する相手もいない。

悩んでいる。猛烈に悩んでいる。悩みすぎて吐きそうだ。俗にいう職場の悩みというやつである。悩みからくるストレスからだろうね、腸内環境が悪化し、切れ痔になってしまった。再就職した会社は実に働きやすい環境で僕の職業生活上最高レベルの充実した毎日…

前立腺の手術を受けた僕にGOサインが舞い降りた。

ちょっと前になるが前立腺肥大症の手術を受けた。ホーケイ手術のように術後ドラマティックにオーケイな感じへ見た目が変わるわけでもなく、麻酔をかけられて寝ている間に終わっていただけなので、気付きや学びといった類はない。正直に告白するならば、ドク…

「好きなことを仕事にする」ということはなぜ気持ちいいのか。

僕は2007年の春にツイッターをはじめた。はじめたきっかけは忘れてしまった。たぶん女の子にモテるためとかそういう類のどうしようもないことだろう。それから2017年までの10年間タイムラインを眺めてきて学んだことはほとんどないけれど、強いて…

【続】元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。

神奈川県大磯町の中学校給食がそのマズさと、異常な残食率と、異物混入件数とでニュースになっているのを受けて先日このような記事を書いた。 元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed 書いた理由は「委…

元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。

町導入の中学校給食「まずい」食べ残す生徒続々 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 神奈川県大磯町の中学校給食のマズさと異常な残食率と異物混入件数がニュースになっているのを聞いてとても悲しい気分になった。なぜなら僕が長年食品業界に勤めており、…

試用期間中の僕にもたらされた非情な通告に戦慄しています。

新しい職場で働きはじめてから3週間、おかげさまで充実した時間を過ごせている。とはいえ絶賛試用期間中。8ヶ月に及んだ苦しかった失業期間。一族郎党からの冷たい視線。減っていく一方の預金残高。書きっぱなしで放置した履歴書。あんなツラい思いをする…

【自己PR】私の異常な就職 または私は如何にして就職活動をするのを止めても定職に就くことが出来たか

おかげさまで新しい職場で素晴らしい仲間たちに囲まれて忙しくも充実した毎日を過ごしている。信じられないのは毎朝鏡に映る自分の顔、そして表情。弾道ミサイル発射直後に「米国を正義の炎で無慈悲に焼き尽くす」などとイキってる平壌市民のようにエネルギ…

20年引きこもっていた友人の社会復帰への決意が悲壮すぎて言葉を失った。

この記事の続きです。20年間引きこもりしている友人に会って思わず絶句した。 - Everything you've ever Dreamed 就職先で心身を壊して1997年の夏から20年間引きこもっている友人Fが社会復帰するらしい。僕は、たまたま美容室でFの母と一緒になった母からそ…

上司の言葉をくらべてみたよ。

先月末から働きはじめた新しい職場で忙しくも、充実した時間を過ごしている。盆と正月。結婚式と葬式。下痢と便秘が一緒にやってきたような忙しさである。同時に、前の職場と今の職場とのギャップの大きさに驚かされてもいる。同業界の営業職なのに。今まで…

或る恩人の死によせて。

生きるというのは自分の居場所を見つけて維持することではないだろうか。その目的のために人は働いたり学んだりする。人生ってやつをシンプルに分解すればそんなもんだろう。失業期間中、普通に働いていてはなかなか見ることの出来ない昼間の街とそこに暮ら…