今朝、若手社員/ゆとり世代(1988年生)が退職願を出した。理由は、「もっと自由な職場だと思っていた。」「ここじゃない気がして」。夏休みを満喫できなかったという競争社会で育成されてはなかなか発想できない個性的な理由で夏休みを二回、規定の倍、取得した自由では足りなかったようである。僕の落ち度もあったと思う。彼の特性を見極められなかったという点で。奇特性は見受けられたのだけれど。その点は反省しなければ。まあ、事態が深刻にならない時点で関係を終えられるのは幸せなことかもしれない。彼の「ここではないどこか」が見つかることを祈るばかりだ。彼の話は続いた。「ぶっちゃけ辞めたら俺、きついっすよ。部屋に電話がないんすけどケータイ止められたらどうすればいいっすか。彼女と旅行に行けます…。年休いくつ残ってますかね」。*** 今、僕は「退職。会社都合にしてもらえませんかね。有給もないみたいですが、課長なら何とかなりますよね。有給は買えるんですよね。いくらですか。買いたいです。もうここでやることはなにもないので休みたいっす。あとでお礼はしますから」という彼の身勝手な要求をはねかえし続けている。願わくば、彼の「ここではないどこか」、約束の場所が僕の世界から遠い場所にありますように。ゆとり怖い。
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