Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

炎上ってかっこ悪いよね。

有名人でも企業アカウントでも一般人でもいいのだけれどインターネットで炎上して浮かれている人を見ると心配になる。炎上ヤベー炎上ヤベーとツイッターなどで三文芝居を見せられるにとどまらず(ほとんどの場合炎上炎上と騒ぐ当人が思うほど炎上していない)、謝る気が感じられない謝罪エントリーをアップされてしまうと僕の心配はいよいよ不安に変わってしまう。幼稚すぎやしないかと。謝罪エントリーに土下座する人画像を貼るのは何か宗教的なサインではないかと。

 

ネットで活動する人のほとんどは炎上しないように気をつけている(と僕は信じている)。そのなかで炎上を起こして浮かれるのは火事を見て喜ぶガキと変わらない。はっきりいって炎上はしない方がいい。まちがいなく炎上はカッコ悪いものだ。僕は10年以上ネットで文章を書いているが炎上を経験したことがない。炎上しないように、特に他人様の悪口や誹謗中傷を記すときは敬語や謙譲を駆使するなど細心の注意を払っているからでございます。

 

一方、炎上で浮かれてしまう人の気持ちもわからないでもない。誰からも注目されたことのない退屈な人生。エリートにも不良にもなれず、たとえるなら無味無臭の空気。そんなうだつのあがらない人生に炎上というスポットライトが当たれば浮かれてしまうのも無理はないだろう。人生最初で最後のスターダムを心ゆくまで楽しんでもらいたい。厄介なのは意図的に炎上を起こそうとする人で、そういう方々は放火犯の素質があるのではないだろうかとさえ疑ってしまう。リアルで放火しないことを祈るばかりだ。

 

繰り返すが炎上はしなくていいものだ。意図的に炎上を起こそうとする人は炎上を《普通の人が起こしたくても出来ない崇高なもの》ととらえているように僕には見える。違う。誤解を恐れずにいえば炎上なんて規模と持続期間に大小長短こそあれ誰でも簡単に起こせる、つまらなく、くだらんものにすぎない。ホットな話題に人の気持ちを逆なでするような意見をぶつけたり、有名人にイカれた絡み方をすればいいだけ。超簡単。そこに創造性の欠片や発展性はない。もし意図的に炎上を起こすことの意味を見出すなら、才能や努力を要せずに己の存在を世間にアッピールできることくらいだろう(バカな存在として)。

 

普通の感覚をお持ちであれば、こんなバカなことをしていてはダメになってしまうと絶望したり気付いたりするが、中には、異常な感覚をお持ちの人もいてそういう方々は炎上を繰り返してしまう。なぜなら楽だから。求められるのはバカにされていることを称賛に変換できる、はた迷惑な才能だけ。ここで何人か実例を挙げたいところだけど炎上予防の点から皆様のご想像にお任せするしかないが、炎上を意図的に起こす人は次第に燃やすものがなくなり最終的にはただの燃えカスになって退場するのがオチなので炎上はおすすめできない。矢吹丈以外の燃えカスなんて誰も相手にしない。かつての栄光を忘れられない燃えカスほど無様なものはない。燃やさないこと燃えカスにならないことが大事なのである。

 

僕が炎上しないようにしているのは、女子大生読者を増やすのにそれが一番有効だからだ。炎上記事を一発かました人のほとんどがその後地味な存在になっている事実から導きだされる答えは炎上記事が読者定着に寄与しないということ。短すぎる人生を充実させるのに必要なのは出来るだけ無駄を省くこと。つまり(女子大生)読者増加に寄与しない行動はしないのが吉なのである。

 

とはいえサラリーマンの僕が日常を淡々と綴っていても、なかなか人に受け入れられるのは難しいので、炎上や退場につながらない程度の話題の導入や技巧が求められ、それこそがネットで文章を書き続けていくための唯一のコツだと僕は考えている。散々エラそうなことを述べてしまったが今後とも恐れたりおののくことなくPERFECT BLOGGERである僕とお付き合いしていただけたら嬉しい。(所要時間21分)