Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

社会的に弱いことを武器にするのは卑怯じゃね?

私事で大変申し訳ないが先月酔っ払いチャリのカミカゼに遭い全治六週間の怪我を負った。事故を起こしたのは加山雄三似の八十才の年金生活者だ。心優しい僕はなるべく穏便に事を済ませたかったので、加山雄三似に悪人はいないという確固たる事実と相手の誠実な対応を信じて様子を見ていた。しかし、いっこうに謝罪やマネーについての打診がない。そこで「そろそろ謝罪なさった方がよござんすよ」とこちらからわざわざ連絡を入れたのが一週間前。「治療費を払ったら生活が出来ない」「かつかつの年金暮らしなんだ」という相手の言い分はスルーした。それ以来またまた沈黙を守っているので、サラ金、ヤミ金、消費者金融等々、金策に走っているのだろうと慈悲深く見守っていたのだが、突如、先方の代理人を名乗る人が出てきてあれこれとアホなことを言い始めたので、こちらも弁護マンを召喚して戦うことになった。大変遺憾ではあるけれど仕方ない。ちなみに話が決裂したのは「あなたにも年老いた父親がいるでしょう?」「私の父は年老いる前に亡くなっているし、泥酔チャリやる馬鹿と一緒にしないでもらいたい。失敬だ」というやり取りがきっかけであった。かつかつの年金暮らしを理由に支払いが出来ないと主張するけれども、それならばつつましく日陰で暮らしておればいいのに、なぜ昼間から泥酔して自転車にライディングしているのか、まったく理解出来ない。そこそこな豪邸に住んでいるのは確認済みであるし、そもそも謝罪だけなら誠意があれば出来る。おそらく加山雄三似の彼は弱者の皮を被った強者なのだろう。怪我をさせたのは悪いけど社会的弱者なので出来ることはありませんよというわけ。そんな都合のいい考え方が出来るなんて幸せだなぁ。卑怯なのは弱さを盾にこちらの優しさを喚起させこちらから手を引くように誘導していることだ。人の感情を軽んじ弄ぶとは。許さん。鬼となって徹底的にやってやる。しかし悲しい。虚しい。この空虚な気持ちは、老人からむしり取った金でインポ治療と真珠を埋め込み手術を行えば癒されるのだろうか。とにかくこのような事情なのでこの件についてはプロの手続き上いろいろあるので今後この場でお伝えすることは控えさせていただく。追い詰められた加害者が生活苦を理由に僕に対して恨み節を書き遺して、ロープなしのバンジージャンプを行ったり、ホームセンターで買い集めた練炭にチャッカマンしても僕の預かり知らないことなので構わないけれども夢枕に立つのだけは勘弁願いたい。毎晩のように夢枕に立って僕に呪詛を吐くのは一昨年亡くなった上司一人で間に合っている。(所要時間15分)