Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

ボクの会社にモンスタークレーマーがやってきた。

 「お願いします。課長しか頼れる人がいないんです」。数日前の昼休み。本社休憩室。事業部の有望若手社員Nの声は切迫していた。有望な若者は好きではない。冷やかし半分で理由を訊く。ある顧客が厄介で、対応した事業部の連中は皆討ち取られ、なかには精神をおかしくし出社するなり吐き気を催すものが出始めるなど被害は増すばかり、ほとほと参ってしまった、Nによるとそういうことらしい。件の人物は畏敬の念をこめてこう呼ばれていた。《営業キラー》。

続きを読む