Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

森会長を「老害」と批判してはいけない。

まだ50歳にもなってないのに、20代前半の若手社員から「老害www」と陰で笑われている。非常階段かトイレあたりで。だから森喜朗東京五輪組織委会長には感謝している。森会長は老害世界最高記録を更新し続けて、老害の可能性と未来を切り開いてくれているからだ。そんなレジェンドを目の当たりにすれば、少々説教癖のあるくらいでは老害扱いされない。安堵&落胆。告白しよう。僕の中には老害扱いされてムカつく僕と老害になりたい僕、2人の僕が存在している。「君たち老害扱いヤメてよ〜」と紳士的な反論をする理解ある上司というペルソナを破り捨て、老害となって自由気ままに生きてみたいのに、森会長との距離は開くばかりだ。偉人にはなれない。老害にもなれない。毎晩酒を飲むだけの路傍の石のような人生。アルチュハイマーへレッツゴー。ただ願うのは痛みを感じぬポックリ死。

森会長は最近、ご自身の発言で非難の十字砲火を浴びている。しかし、決定的なダメージは受けていないように見受けられる。辞任はない。高みにいる森会長の耳に下々の声は届かない。上空から見下ろせば聖火リレーや観客は消しゴムのカスのようなもの。それが街中を走ろうと田んぼの中を走ろうと見分けられないのだ。女性がいようが、五輪トップだろうが、日本の恥だろうが、人知を超えた高みにいればすべてカス。まして、インターネットの声なんて存在しないもの同然だろう。「先生、ネット活動家はテロリスト予備軍。やつ言動など気になさる必要はございません」と側近のささやきがすべてを抹消。現役を退き、周りは金策と人脈頼みの狐ばかり。人の話はどれも退屈で長く思われ、ロンドンブーツは靴の名前。ゴルフで遊んでいただけでなぜか「危機管理意識が欠如してる」とマスコミに叩かれ、話題についていけず、モスキート音は聞こえず、同年代は老人ホーム。森会長は孤独、否、孤高なのだ。

だから、老害扱いされても注目を集めるのが嬉しいのだ。お戯れなのだ。世界中からの批判。辞任を求める声。だが、反対の立場からの声は決定的な傷をつけられない。IOC「森会長は謝罪した。この問題は終了と考える」「森喜朗氏の女性蔑視発言、閣僚から辞任求める声なし」結果はあらためて森会長の老害パワーを思い知らされるものになった。

質問返し。逆ギレ。聞こえない。老害は無敵だ。ついつい他人を気づかって疲れ果て、不安で押しつぶされそうになってしまう僕にはとても到達できない圧倒的な高み。森会長は全てを吸収するモンスターである。老害呼ばわり、反対や批判はエサでしかない。五輪でさえ今生の思い出づくりだ。反対サイドからでは、キングオブ老害は倒せない。倒すためには、目には目を、老害には老害を。同レベルの老害を激突させて消滅させるしかない。今や世界のMORIに対抗できる存在はいない。いや、1人だけいる。前アメリカ大統領ドナルド・トランプ。日米開戦。両者が対峙するスキャンダラスな情景を想像した瞬間「やっぱり老害にはなりたくねえな…」って思えた。老害になって気ままに生きたいと思い始めていた僕の目を覚ましてくれた世界最強の老害2人には感謝している。(所要時間25分)