Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

会社勤めのカッコいいところ全部話す。

先日、友人と酒をがぶがぶ飲んでいるときに、ユーチューバ―が子供たちの憧れの職業になっているという話題になり、「このままでは国を支えているサラリーマンが滅亡する」「会社の愚痴ばかり垂れ流していてはダメだ」「会社員のカッコ良さを伝えていくことが、会社員として生きてきた俺たちの使命じゃないか」という義憤から会社やサラリーマンのヤバいくらいカッコいいところをあげてみた。この文章は熱い思いをまとめたものである。

1.とりあえず熱いぞ。

「ウチの会社の平成はまだ終わっていない」 驚くなかれ文書の平成から令和への訂正を忘れた者の熱い言い訳だ。熱いぜ。熱苦しいぜ。

2.スペシャル感がすごいぞ。

終身雇用が崩壊して気が付くと同期はゼロ、圧倒的な勝ち残っている感が得られる。ちなみに周りは魚の目をしたゾンビばかりだ。

3.常在戦場/ヒリヒリするような危険と隣り合わせで退屈しないぞ。

ボス「社員をもっと働かせれば利益はもっと出せる!競合に勝てる!」

僕「こえー」

幹部A「そうです。我々は優しすぎました。残業を解禁しましょう!」

僕「こえー」

幹部B「おっしゃるとおりです。現在のノルマと目標は緩いのでもっと厳しいものにしましょう。未達ならペナルティを課して労務費を圧縮できます!」

僕「こえー」

ボス「ハイ。キミたち、それ冗談でも口にするのダメだからね。私は忘れないからね」

僕「超こえー!」 ゲーム・オブ・デス@会社

4.ワークライフバランスが身に付くぞ!

「計画性が欠如しているために毎月の支払が多くて生活に支障が出ています。ワークライフバランスが崩れているので、ノルマは未達成ですが昇給してください」と部下に言われて、ワークライフバランスの正しい意味を確認せざるをえなくなる。

5.約束が守れる人間になれるぞ。

昨年退職代行を利用して会社を辞めた同僚から「今後一切連絡をしないでくれ」と言われたので、当該同僚から年明けに何回か着信があったが約束を守って応じなかった。今、彼は再就職に失敗してバイト生活をおくっている。噂では運転代行らしい。きっつー。

6.情に厚くなれるぞ。

会社方針の業務効率化(事務RPA化)が事務部門スタッフの「我々の居場所を奪わないで!」という感情でとん挫。当該スタッフのモチベーション低下からか入力作業のミスが相次いで少々の停滞を招くが、「まあ、わからなくもないよね」と情に厚い人間になれた。

7.大きな目標を追い求める心が身に付くぞ

「ノルマを達成したときは最大限に評価してください。そのかわり達成できないときは容赦は無用です」とイキっていた部下の人が、年度末が迫り目標達成が困難になってきて「ノルマを追い求めるのも大事ですが、もっと大きな目標を目指しませんか」と言い始めてきた。サイコー。

8.人に仕事を任せる姿勢が身に付くぞ

続き。僕「大きな目標ってどういうもの?」部下の人「それを見つけるのが部長のノルマです」 ワンダー。

9.犠牲バントがうまくなるぞ

僕が前に勤めていた会社の同僚が「会社を辞めるつもりなら、身代わりを入れてから辞めろ。給料はキミよりも出すから」と言われているらしいです。ハイ。

10.人類の進化に立ち合えるぞ

部下「目を閉じて居眠りをするクセが営業部にやってきて治りました」

僕「良かったよ」

部下「ありがとうございます。短時間なら目をあけたまま眠れるようになりました」

人類の進化の一ページに立ち合えて光栄だ…。

11.メンタルが鋼のように強くなるぞ

フリーター生活を満喫していた元同僚が再就職をしようとボクにコンタクトを取ってきた。

「一匹狼のフリーター生活でたくましい心が身に付いた」と主張とするが断ったときの彼のひとこと「断って本当にいいんですか?俺、必要悪ですよ?」。メンタルが強くないとやっていられない。

12.一期一会という言葉の意味が身に染みるぞ。

「いいか…今度会うときは客だ…」前職の上司の退職時の言葉であるが、客として再会することなくお亡くなりに…。故人の口癖だった「デキる営業マンはひとりで野垂れ死によ…」が現実になる。

13.ブラック企業を許せない気持ちになれるぞ。

前職の上司(故人)は客先で「ウチは創業以来のブラック企業ですよ」とアッピールしてドン引きされていた。本人は黒字の意味でブラックを使っていたが…。すすんで会社のブラック体質を公開して拒否られる姿にただ涙。

こうして並べてみると、会社ってヤバいくらいカッコいいな!(所要時間22分)