Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

「意識が高い」とはどういうことか。

謝らなければならないことがある。かねてより僕は「意識高い人は特別に意識が高いわけではない。彼らは他の全能力が低いので相対的に意識だけが高く見えているにすぎない」という説をとなえてきた。意識が高いのではなく高く見えているだけだと。これは「意識高い系イコール意識が突出して高い」という乱暴な定義への違和感から考え出したものだけども、残念ながら間違っていた。これでは意識高い系の意識がまるで平均レベルに達しているような誤解を招きかねない。

 
補足説明させていただくと「謎の私デキる感」で装飾して高く見せているだけで意識高い人の意識そのものは平均以下である。過剰なセルフブランディング。何の根拠もない自己アッピール。イノベーター自称。情報商材の売上をさもブログ収益であるかのように発表。平均レベルの意識の持ち主であればこのような所業は出来ない。恥や外聞や自制心や知識経験がストップをかけるだろう。ここにお詫びとともに訂正させていただく。意識高い系とは人並み以下の意識を高く、それらしく見せているだけであると。
 
もっとも「宝くじ当たらないかな~」「女子大生にモテたい」「年功序列サイコー!定期昇給フォー!」などと日々他力本願してる僕みたいな意識が低すぎる人間も問題だろう(この状態を問題として正解にとらえられるのは僕が平均レベルの意識を持ちうることの証明でもある)。私事ながら最近、人生を充実させるために瞑想と運動(縄跳び)を生活に取り入れはじめた。おかげで改善は少しずつではあるが毎日穏やかな精神と健やかな体で暮らせるようになってきている。ありがたいことだ。瞑想をはじめたのは意識を高めるためでもある。瞑想を極めるとハイヤーセルフなる存在と交信出来るようになれるらしい。ハイヤーセルフと交信出来るようになれば僕の低すぎる意識も多少はマシになるのではないかと期待している。
 
さて。ここまで意識が高いとはどういうことかについて私見を述べてきたが、具体的にどのような人が意識高い系なのかについては何も述べていない。なぜか?僕らはそれぞれ意識高い系の具体的なイメージを持っているからである。思わずイラっとしてしまう意識高い系、彼らは僕らの心の中に生きているのだ。知らず知らずのうちに人心を侵略している意識高い系。彼らはイノベーターなどではない。インベーダーである。意識高い系に備えよ。(所要時間12分)