新刊が出ます。このブログの人気コーナー(?)給食営業マンシリーズが本になります。家の光協会からで発売日は9月18日。タイトルは「給食営業マン サバイバル戦記」、サブタイトルは「カスハラ地獄、失注連鎖、米の仕入れも赤信号」です。価格は税込1650円 電書もでます。詳しくは公式サイトをどうぞ→書籍 | 家の光協会
(※表紙。ミッションインポッシブルっぽいイメージを担当編集にリクエストしたら「なろう系」っぽくになりました。これはこれでいい)
【凝縮されたサラリーマンの悲哀。それは、氷河期世代の給食営業マンが歩んだ、30年の戦場。社員食堂、病院、老人ホーム、保育園、映画館――社会のあらゆる場面で「給食会社」は静かに稼働している。しかし、その裏側には、理不尽すぎる値上げ交渉、親子でカスハラをするクライアント、土壇場でひっくり返る入札、会社の上層部と現場との板挟み……まさに「報われなさ」と「やめられなさ」が交差する、サラリーマン地獄があった。】(公式サイトより)
内容は、慎ましい表紙と抽象的なタイトルのためわかりにくいかもしれないが、給食営業マン関係の記事を中心に修正して収録。「学校給食不味すぎ問題」や「学食受託給食会社倒産問題」といったちょっと懐かしい給食事件から「お米高すぎ問題」や「年収の壁の現場での実態」といった最新事案まで、それと「競争入札」や「ワンダーな失注」といった中小企業の営業つらいよ系をセレクト。文章に手を入れたのでブログ公開時より読みやすくなっているはずだ。僕が裏紙にかいた下手なイラストもプロの手でパワーアップする予定。
それだけでは芸がないので補足を執拗なくらいに加筆した(約30000字)。「指名競争入札」「プロポーザル方式」「大量調理マニュアル」「MK5」「ABブラザーズ」といった専門用語について解説しているので、本文とあわせて読んでもらえればブログではわかりにくかったマニアックな給食の世界と凄惨な中小企業の営業職の実態が楽しく理解できるようになっている(はず)。
※こんな感じ。補足が充実。ここは本文より字数ありそうね…。
これまで給食関係の書籍はたくさん出版されてきた。素晴らしい書籍もある。ただ、「給食制度の解説」や「学校給食の献立や調理」といった給食事業を実施する側の視点からのものばかりだった。給食の営業マン視点から給食について語った書籍は、おそらく世界初でこれが最後になるはず。これを読むだけでニッチで給食業界とその営業の世界と、中小企業で働くことの楽しさと厳しさと、就職氷河期世代の奮闘がわかるような本になっているのでよろしくお願いします。お堅い感じのする家の光協会さん…こんな過激本を出して大丈夫なのかね。
※超豪華リターンもあるクラファンを計画中。詳細は後日発表予定。
楽天ブックス: 給食営業マン サバイバル戦記 - カスハラ地獄、失注連鎖、米の仕入れも赤信号 - フミコフミオ - 9784259568498 : 本