Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

「パパにはならない」という決意とそれを踏みにじる悪意について

「港区女子」「ギャラ飲み」という不吉なワードを見かける機会が増えた。それらについて調べようとは思わない。だいたい想像できる。人間の醜悪な部分を煮詰めたものだろう?チンパン同士のチンマン駆け引き観察に費やす時間は、僕らの短い人生にはない。ヒューマンらしく毅然とした態度でありたいものだ。「ありたい」って希望/願望/wishなのは、現在の僕がそうでない状況にあるからだ。

この夏、小説にリアリティを付与するために、僕はⅩで活動していたとある女性とのコンタクトを試みた。取材して話を聞くためである。だが、病的な相手女子の金銭への執着と待ち合わせ時間へのルーズさが原因でコンタクトは中断した。(経緯については→パパになりました。 - Everything you've ever Dreamed)エントリーで「アカウントを削除して逃げた」と述べたがひとつ説明が欠けていた。相手の執拗な会いたい/金をよこせ要求と同時に電話番号を教えろという要求もあり、早いところ関係を切りたいという焦りが、どういうわけか、「なんとでもなるはずだ!」という思い切りに繋がり、「よござんす。差し上げましょう」と番号を教えてしまったのだった。

その後、Xのアカウントは削除して、2か月ほど何もなかったので安心していたら、LINEに見知らぬ友だちが登録されていた。誰かと思ったら、電話番号を教えて差し上げた女性であった。メッセージも届いた。

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当該女性とは何の縁もない。因果もない。夢を応援する義理もないし、ローンを助ける義務もない。振込支援。その言葉が直撃したのは僕の人生史上はじめてである。会わなくていい、何もするつもりもない、だけど金を振り込んで応援してほしい。というワンダーな申し出であった。恥をしのんで「私には月18,000円しか自由になる金がない」と告白して拒否したが、無視され「あなたの番号を悪用するかもしれない」と告げられた。きっつー。正直に「小遣い月18,000円」と告白しているのに額が少なすぎて信じてもらえないのが悲しかった。奥様へ面識のない女性への振り込み支援を理由にこづかい増額を申し込んだらどんな顔するだろう。想像するだけで恐ろしい。

数日に1回くらいの頻度で振込支援を依頼されている。無視し続けている。まあこれくらいの頻度なら精神は削られないけれども、それでも振込支援、振込支援とLINEされるとウザいものである。港区女子同様、奢られること助けてもらうことが常態化すると、人間は奇天烈な言動が普通になってしまうのだなあ、と感心しつつ、そういう人間にはなりたくない、という思いを強くした次第である。(所要時間14分)