Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2019-01-01から1年間の記事一覧

本を出すことがきっかけで家庭崩壊しそうです。

本を書いた。増税直前の2019年9月27日(明日だ!)に発売になるので書店で見かけたら手に取ってもらいたい。最近流行りのフォント大きめ、文字少なめ、空白多めからはかけ離れた、フォント小さめ、文字多め、空白少なめ、タイトル長めなストロングスタイルの…

妻が新興宗教の勧誘を失礼のないように断りました。

己の良心に従って新興宗教のセールスを断ったら心が死んだ。自分で思った以上に深刻なダメージで、完全回復できていない。先日、大きな台風がやってくる直前の午前中、某新興宗教のセールスが我が家へやってきて、僕が対応した。女性の二人組だ。おばはんと…

ありがとう消費増税!

「今日酷い話があったんだよ」夕方の食卓で僕は切り出した。無意識に「仕事の話を家庭に持ち込まない」というルールを破っていた。それほど、腹にしまっておけない、ときめかない話だった。そして誰よりも奥様に聞いてもらいたい話だった。 とある取引先の会…

「自分をサブスクで使えて会社はラッキーですね」と自己評価高いマンは言った。

自己評価高いマンに命を削られている。30代半ば。男性。企画職。彼は仕事がひとつ終わるたびに「自分どうです?」と意見を求めて回っている人物。真顔で「自分どうです?」「今回の仕事の仕上がりには自信があります」「実は…横浜市民です」と突き押し相撲…

20年前の出会いが「仕事を『自分の仕事』にとどめているうちは仕事人として2流」だと今も教えてくれている。

「自分が取ってきた契約や仕事にいつどこまで関わればいいのか」は、営業職の永遠のテーマだ(どこまでが自分の仕事の範疇になるのか問題は、他の職種でも同じだと思う)。20年超の営業ライフで、何人かの先輩が、自身で開発した仕事にいつまでも携わろう…

おもてなしマインドを身につけよう

※当エッセイは9月27日発売の書籍「ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。」から最終的にカットされたものです。カットの理由は「文字数の都合」。KADOKAWAさんと東京五輪2020の関係上…

祖母が遺した休眠口座をめぐって親族が醜い争いをしています。

身内の恥を晒すようで恐縮だが、母と伯父と叔母の3兄妹が祖母の遺した金をめぐって血みどろの争いを繰り広げている。たった一つの地球で、たった二つしかない睾丸から生まれた、たった三人だけの兄妹なのに、四の五の言わずに、なぜ、うまくやれないのか。僕…

9/27発売フミコフミオ本『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。』最終段階で泣く泣くカットした未収録エッセイを公開します。

【速報】Amazon「胃・腸の医学」で3位! 9月27日という消費増税直前という最高のタイミングで、KADOKAWAさんより、現代における生きづらさに迫るエッセイ本『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃…

煽り煽られてイキるのさ

煽り運転マン逮捕された直後から、テレビやネットがフミオ!ガラケー!フミオ!ガラケー!と大騒ぎするものだから、とても他人事とは思えなかった。だが、僕自身は、生来の巻き込まれ体質もあって、煽られる側の人間であった。生真面目に四十キロ制限の県道…

高齢者の隣人を助けたつもりが、追い出す結果になってしまった。

高齢化が加速していく我が国では、こうした事例が増えてくると思うので参考にしてもらえたら幸いである。 先月某日。蒸し暑い午後11時。マンションの呼び鈴が鳴る。モニターで確認すると夏なのにフリースを着た初老の男。荷物は持っていない。夜、モニター越…

あのひとことが僕を『20年戦い続けられる営業マン』へ変えた。

「ひとつの出会いが、ギブアップ寸前だった僕を『戦える営業マン』へ変えてくれました。」の姉妹編です(http://delete-all.hatenablog.com/entry/2019/06/23/190000) 「部長は同業他社の悪口を一切言いませんね」「他社を褒めまくりじゃないすか」と同僚や…

車を買いました。

車を買った。身分不相応だけど新車である。家族の同意を得るのに費やした時間と苦労を想うと真夏の太陽がにじむ。大きな買い物には家族の同意は不可欠。もし家族の同意なく車を買ったら…のちにこの身に降りかかる災厄を想像するだけで恐ろしい。 奥様がなか…

令和時代も心に留めておきたい上司の言葉をまとめてみたよ。

2年ぶりに上司の言葉をまとめてみました。今回は中級編。「本来の意味では使われていない思わず泣ける上司の言葉」と「僕らはその厄介な言葉にどう対抗して生き抜けばいいのか」について書きました。 「エイヤ!」 掛け声系。本来は「概算」「だいたい」「…

善意が「余計なこと」にされるような社会でいいの?

忘れもしない、あの、おぞましい7月23日午前11時きっちり。電話が鳴った。彼だ。新人君。「車のキーを紛失しました!」天を仰ぎ、立体駐車場と会社の距離100メートルを頭に浮かべる。直線、薬局、雑貨屋を右折。どこで失くすのか。立駐は出庫に時間…

新人をクーリングオフすることにした。

きっかけは取引先からの一本の電話。ビジネスの話のあとで「フミコ部長…大変言いにくいのですが…」と切り出された内容がショッキングで、僕は部下の返品を決めたのである。 当該部下は新人で本来の所属は管理部門なのだが、とある理由から「環境をかえたらど…

老後2000万円より必要になるもの。

「老後生活費2000万円不足」という報告書が出てから、将来の生活へ不安を覚えている人が多いらしい。そらそうだろう。普段と変わらない生活をしていて、突然、ぽんぽん、と肩を叩かれ「キミキミ2000万足りないよ」と通告されたら誰でも驚いてしまう…

大川竜弥氏と飲んでます。

神奈川県の隅っこまで僕を訪ねてきてくれた日本一インターネット見かける男/大川竜弥さんとHagex氏を偲んで飲んでます。本日6月24日は彼の命日なんですよ…。彼が考えていた悪巧みをどう実現するか、二人で高知産トマトを肴に相談しております。(所要時間1…

ひとつの出会いが、ギブアップ寸前だった僕を『戦える営業マン』へ変えてくれました。

もしあの出会いがなかったら、運が悪かったら、これまで20年以上も、営業という仕事をやってこられなかったと思う。新卒で入った会社で営業部に配属してからの半年ほど、まったく結果が出なかったので、継続的に結果を出せるとはとても想像できなかったのだ…

夏が、ブルマ―に、魔法を。

おそらく僕は、思春期のすべてをブルマーと過ごすことが出来た最後の世代だ。小学校から高校にかけて、ブルマーは青春に寄り添うように、傍らに在り続けた。ブルマーはいつも近くにあったが、同時に絶対に触れることの出来ない幻想の果実だった。アンタッチ…

Hagex氏が亡くなって1年になる。

Hagex君(id:hagex)が凶刃に倒れてまもなく1年。「フミコさんもネットから出ましょうよ」という彼の言葉は、確実に腰の重い僕を変えてくれた。感謝している。僕が彼と実際にお会いしたのは亡くなる3ヶ月前で、そこから彼が亡くなるまで毎月会う関係だった…

「私を病人扱いすると問題になりますよ?」と部下に言われた。

仕事中に居眠りしてしまう新人君を預かって一か月になる。居眠りというかガチ寝。彼は隣の部署(管理部門)の人間なのだが、ボスの「環境を変えれば、改善するかもしれない」という思いつきの一言により我が営業部に研修という名目で期間限定で在籍している…

あの夏、ダメになりかけていた僕は迷うことを決めた。

15年前、30才の夏、大卒で入った会社をただ何となく辞めた。辞める理由はなかった。会社員にとって、会社を辞めるというのは、そこそこ大きな決断だ。背中を押してくれるものが必要になる。それが成長のための新しい環境であったり、今勤めている会社で…

「無敵の人」とどう付き合えばいいのか。

川崎市登戸で起こった痛ましい事件は、テロだと僕は考えている。被疑者のプロフィールには興味はない。ただの人殺しであり、それ以上でもそれ以下でもない。僕らに出来ることは犠牲になられた方とご遺族に哀悼の祈りを捧げること、そしてテロ対策のように予…

「『劇的』は数値化できない価値観です」と営業マンは言った。

飛び込み営業はすべてお断りしていた。電話一本。メール一通。それだけの手間を惜しんでやってきて「御社のために」と話す営業マンを信じられないからだ。方針転換をしたのは、人生の折り返し地点を過ぎ、終活を意識し、「天国へ行きたい」と強く願うように…

「子供が欲しいから離婚してくれ」に正義はあるのか。

女性タレントが二十歳以上も年下の旦那との離婚を自身が出演しているテレビ番組で発表した。離婚の決め手になった理由は、旦那さんが「自分の子供が欲しいから」だそうである。子供が欲しいのであれば養子縁組などの方法もあること、女性タレントは50代なの…

やりきった仕事だけが奇跡を起こす。

自分なりにベストを尽くし、納得した仕事や研究が出来たと思っていても、期待通りの結果が出ないときがある。そんなとき、いったいどうやって己を納得させて、やり過ごせばいいのだろうか。 僕は、営業職なので、「いい仕事が出来た」と胸を張れるような企画…

新人を戦力にするために必要なことは何だろう。

隣の部署に在籍する新人君が仕事中に居眠りしてしまうことが問題から大問題となり部長会議のトピックになってボスから意見を求められたとき、完全に他人事と思っていた僕は「切るのは簡単ですけど彼にも素晴らしい個性や良いところもありますからねー。バッ…

『空母いぶき』炎上でツラい記憶が蘇った。

「空母いぶき」という新作映画に首相役で出演している俳優さんが、現職総理を貶めるようにキャラクターを変更したと発言して大炎上していた。おこづかいが少なすぎて、すでにコナン君とピカチュウ君の探偵映画2本を鑑賞してしまった僕に、当該映画を観に行け…

とある飲食店の緩やかで幸せな終焉

「違う、違う。そうじゃ。そうじゃない」とどこかで聞き覚えのあるフレーズで、提案を却下されてしまった。言葉の主は、個人で飲食店を数店経営しているオーナーさん(推定70才オーバー)である。仕事関係から、相談にのって欲しいといわれ、紹介された案…

「弊社は派遣社員の方を正社員と同様に扱っております」が全然フェアじゃなくて驚いた。

フェアとアンフェアの違いって何だろう?今日、取引先の担当者の口から「仕事はフェアにやらないといけない」というフレーズが出たとき、そんなふうに思った。 数年前、某企業の工場の社員食堂リニューアルに携わったときも、当時の担当者から似たようなフレ…